不安しかない「はじめての不在」、結果やいかに!?
そこにはパンツを頭にかぶって仁王立ちする娘のたくましい姿が。そのうえパンツ越しでもわかるほど、キリっとした表情を見せていました。
娘の突然の「パンツ仮面」に大爆笑しつつ、そこから垣間見れる表情に娘の成長を感じ取ったみつさん。
「入院の1か月前から娘と一緒に里帰りをしていたので、最初は私と離れることを娘はあまり意識していないようでした。
ただ、予定日が近づいてからは、『もう少ししたらお母さんは赤ちゃんを産むためにちょっとのあいだいないからね』と伝えるようにしていたので、私と離れることはきっと入院前から理解していたんだと思います」
もしかしたらこの頃から娘さんは、少しずつお姉ちゃんになる心の準備をしていたのかもしれません。
入院前に、「頑張ってね!」と送り出してくれたという娘さん。きっと自分が応援してあげなければならない立場だとわかっていたのでしょう。
久々に会えた退院後には、再会の嬉しさから見つけた瞬間パッと笑顔になってくれて、嬉しそうに駆け寄ってきてくれたそうです。
今ではその弟も生後4か月。娘さんは泣いている弟にトントンして泣きやませようとしたり、笑わせようとあやしてあげたり、新たなお姉ちゃんとしての一面を見せてくれているようです。
わが子をそばで見ながら感じられる成長もありますが、離れたからこそ知ることのできた成長もまた、親として嬉しいものなのかもしれませんね。
取材・文/可児純奈