ぶりっ子ポーズも健在なさとう珠緒さん
ぶりっ子ポーズも健在なさとう珠緒さん

「プンプン」などのぶりっ子キャラで、一世を風靡したさとう珠緒さん(49)。潤んだ瞳も健在ですが、来年早々には50歳に。グラビアやバラエティ番組を渡り歩き、「嫌いな女」のトップに連続で選ばれるなど波乱万丈でしたが、「ポヨ~ン」の精神で乗り越えてきました。50代では、どんなプンプンを見せてくれるのでしょうか?(全3回中の3回目)

お弁当がハッピータンに

── バラエティ番組の現場を30年近く経験してきて、変化はありますか?

 

珠緒さん:私がテレビに出させていただいたころに比べると、ちょっと予算が減ってきたのかなと感じます。例えば、いままで楽屋にたくさんあったお弁当がハッピーターンになっていたり(笑)。

 

それでも面白い番組はありますし、コンプライアンスが厳しくなっているこの時代に、制作スタッフさんたちのクリエイティビティの高さを感じます。

 

── SNSの台頭などで、珠緒さんの活動や活躍の場が減っている感覚はありますか?

 

珠緒さん:それは、私の人気の低下もあると思いますが(笑)、テレビをみる人が減っているのは寂しいですが、時代の流れもあり仕方ないですね。

 

でも、YouTubeなどのSNSやBS番組などに出演する機会が少し増えたので、活動の幅が狭くなっている感覚はないですね。私にもっとコンテンツ力があれば、SNSを積極的に活用してみたいです。

 

愛犬のちゃっくと過ごすことが何よりも楽しいさとう珠緒さん 
愛犬のちゃっくと過ごすことが何よりも楽しい珠緒さん

── お茶の間を席捲したプンプンやぶりっ子キャラについて、今ではどう思っていますか?

 

珠緒さん:こういうパワーワードを持っているのは、すごく幸せなことですが、最近の若い人は知らないようなので、さらに広めていきたいです(笑)。


おばあちゃんになってからのプンプンは“ばえる”と思うので、五十肩に気をつけながら、やっていこうと思っています。

 

プンプンは、私が初めて出演した舞台の演出家に考えてもらったもので、私にとっては宝物のようなものです。

 

さとう珠緒さん

プンプンは後進に影響を

── プンプンやブリブリを求められて大変ではなかったですか?

 

珠緒さん:全盛期は番組中に、そういう場面ではないところで、「プンプンして」という指示のカンペがしつこく迫ってきて大変でした。ぶりっ子キャラで、相手の男性をメロメロにするという企画も大変でしたね。

 

今思うと、もっと柔軟にできたかなと…。特に初対面の人は、私が急にブリっ子をして絡みにくかったんじゃないかなと思います。でも、後進にも影響を与えていると思いますよ。

 

「ニコルンビーム」や「激おこぷんぷん丸」、この間も「こんにちワンワン」と言っている元グラビアアイドルさんと共演しましたが、私のプンプンがヒントになっているはずだと勝手に思っています(笑)。

 

さとう珠緒さん

── その影響もあり、2004年から2年連続で週刊誌の企画「女が嫌いな女」で1位を獲得してしまいました。

 

珠緒さん:テレビのバラエティで、番組の構成上、口喧嘩バトルをしてくれとディレクターさんから演出を頼まれたのですが、全く喧嘩ができず、イヤな女に見えたようです。

 

そもそも喧嘩が嫌いなのと、当時読んでいた本に「暴言を吐くとブスになる」という内容があり、それを信じきっていたので喋れなくなってしまったんです。

 

そんな様子が週刊誌に取り上げられ、別の週刊誌にも飛び火してしまい、仕方ない流れだなと思っていました。

 

ただ当時、出演していた『王様のブランチ』や『スーパー競馬』は関東ローカル番組でしたので、私の名前が全国区になり、大阪の番組などにも呼ばれるようになったのはよかったです。

 

一方で実は、嫌われキャラということで飛んでしまった仕事もあったので、トントンですかね。

 

ミニスカポリスの衣装が今でも似合いのさとう珠緒さん
ミニスカポリスの衣装は今でもお似合い(Instagramより)

ポヨ~ンと過ごしていました

──「ミニスカポリス」やグラビアなどのセクシー路線に抵抗はありませんでしたか?

 

珠緒さん:ミニスカポリスの衣装を最初に見たときは、少し驚きましたが、あれで吹っ切れたというか、その後は抵抗なくなんでもこなすことができましたね。

 

── 人気が落ち着いてからは、どう過ごしていましたか?

 

珠緒さん:今と変わらないですね。家ではワンコと過ごしながら、そのときに興味があることをしながら、何か特別なことをしようと思ってしていたわけではありません。マイペースで、ポヨ~ンとしていました(笑)。

 

── 焦ったり、新しいことをしようとは思いませんでしたか?

 

珠緒さん:一時でも、有名になれるとは思っていなかったので、焦りや「何かをしなくては」というのはなかったですね。

 

「ふんわり」と言うとブリっ子すぎるので、やっぱり「ポヨ~ン」がいいですかね(笑)。そんな感じで過ごしていました。

 

「スナック珠緒」や「珠緒焼き肉」のようなお店をやることも頭をかすめましたが、私みたいなポヨ~ンとした人間には絶対無理だなと。

 

まだまだ“効力”を発揮しそうなプンプンポーズをするさとう珠緒さん
まだまだ“効力”を発揮しそうなプンプンポーズ

困っている人の役に立ちたい

── これから、どんな50代を過ごしていきたいですか?

 

珠緒さん:ポヨ~ンと自然体で、自分の感覚や直感に従ってやっていくことは変わらないと思います。

 

年齢や、結婚するとかしないとかの枠にはとらわれたくないですね。私は「プンプン」という宝物をいただき、今までとても幸せに過ごしてきました。

 

50代は人生の折り返しだと思うので、この後半は困っている人、助けを必要とする人たちに少しでも、お役に立てるようなことを見つけられたらいいなと思っています。

 

PROFILE さとう珠緒さん

1973年千葉県生まれ。『超力戦隊オーレンジャー』の隊員役をへて『出動!ミニスカポリス』の初代ポリスに。グラビア、バラエティ、競馬番組などでも活躍。プンプンやぶりっ子キャラで人気。

取材・文・写真/CHANTO WEB NEWS 写真提供/さとう珠緒