「プンプン」などのぶりっ子キャラで、一世を風靡したさとう珠緒さん(49)。潤んだ瞳も健在ですが、来年早々には五十路に。今でも独身ネタで突っ込まれることもありますが、本気でプンプンせずに「ポヨ~ン」と本音を語ってくれました(全3回中2回目)。
自然な流れで結婚して子どもが…
── 珠緒さんは、結婚や出産への焦りやプレッシャーはありませんでしたか?
珠緒さん:友達は30代になるとすごく焦っていましたが、私はそうでもなかったですね。自然な流れで結婚して子どもができて…ということになれば、それでもよかったのですが、そうはならなかったというだけです。
最近は独身の友達と話をしても、恋バナは昔ほどしなくなりました。それだけ、落ち着いてしまったということですかね。あきらめたとか、望んでいないということではなく、若いときほどガツガツはしていないと思います。
人はそれぞれでいい
── バラエティ番組や最近はYouTubeで、独身キャラをいじられることもありますが、どう思っていますか?
珠緒さん:以前は結婚していないと、「負け犬」という言葉もあり、私もそれを指摘されるとプンプンとやっていましたが、「人はそれぞれでいいのに」と内心は思っていました。だから最近は、結婚しないと…という考えから自由な世の中になってきて、いいなとは思います。
その反面、草食化という言葉があるように結婚や出産することに興味をもつ人が減っているとすれば、社会としてそれでいいのかなとも考えてしまいます。人のことは言えませんが(笑)。
前に行った小笠原諸島の島は、スーパーも飲み屋さんも一軒くらいしかなくて、本当に自然が豊かで生態系を保護しているところでした。こういう場所だったら、結婚して子どもを育てるイメージがわきました。
でも都心に戻ってきて、灰色の「246」(東京と神奈川を結ぶ道路)を見ると、そういう気は失せてしまいます(笑)。場所のせいにしてはいけませんが。私みたいな感性は、超少数意見だと思いますよ。単にご縁がなかっただけかもしれませんが(笑)。
子どもにどう接していいのかわからない
── プライベートや人生観もポヨ~ンとマイペースなんですね?
珠緒さん:もしかしたら、“子どもへのトラウマ”が少しあるかもしれません。
『超力戦隊オーレンジャー』(1995年に放映された戦隊特撮ドラマ)に出演していたころに、イベントなどで100人以上の子どもたちと接することもありました。
ほとんどの子どもはかわいいのですが、なかには突然チューしてくる子、つねってくる子もいて…。一緒にお仕事をさせていただく子役さんの中には、とても大人びている子もいて、どう接していいのかわからないこともあります。
だから、子どもに対して少しドライなところがあるのも関係しているかもしれません。
左脳派の人がイイ!
── となると、今さらタイプや理想のパートナー像はありませんかね?
珠緒さん:私はどちらかというと感性や直感が優勢の右脳派。算数が苦手なので、計算が得意な人がいいですね。洋服店で30%オフという値札があれば、すぐに計算できるような。そういう計算や知識が得意な左脳派の人がいいですね。
それに加えて、草花をきれいだと思える感性を持っているような人はいないですかね(笑)?
PROFILE さとう珠緒さん
1973年千葉県生まれ。『超力戦隊オーレンジャー』の隊員役をへて『出動!ミニスカポリス』の初代ポリスに。グラビア、バラエティ、競馬番組などでも活躍。プンプンやぶりっ子キャラで人気。
取材・文・写真/CHANTO WEB NEWS 写真提供/さとう珠緒