JR東日本の人気キャラクター、Suicaのペンギン。さまざまなグッズが販売されていますが、なかでも人気なのが、池袋のホテルメトロポリタンで販売されているキュートなSuicaのペンギンケーキたち。夕方には売り切れることも多いというケーキは、なぜJR東日本を象徴する新宿駅や東京駅ではなく、池袋でしか買えないのでしょうか?その秘密を、ホテルメトロポリタン総支配人室 営業企画チームの高田昌子さんに伺いました。

 

「 Suicaのペンギン シーズンケーキ」(1日50個限定)。季節ごとにテイストが変わる
「 Suicaのペンギン シーズンケーキ」(1日50個限定)。季節ごとにテイストが変わる

ペストリーシェフ熟練の技が生み出した奇跡のケーキ

── Suicaのペンギンケーキは、池袋駅から徒歩数分の場所にあるJR東日本グループのホテル「ホテルメトロポリタン」でしか販売されていません。どうしてでしょうか? 

 

高田さん:
おっしゃる通り、東京駅や新宿駅の構内にポップアップでときどき出店することはありますが、Suicaのペンギンケーキをいつも購入できるのはここだけです。

 

Suicaのペンギンケーキが誕生したきっかけは、交通系ICカードのSuica事業が10周年を迎えた2011年に、当ホテルで記念パーティーが開催されたことでした。せっかくだからSuicaのペンギンのケーキを出そうか、ということになり、当ホテルのペストリーシェフのチーフ・迫広志(さこ・ひろし)がSuicaのペンギンケーキを作ったところ、これがパーティーで大好評だったんです。

 

このときに、JR東日本の広報メンバーを中心に「これ商品化したほうがいいんじゃない?」と声が上がり、営業企画チームや迫と話し合った結果、当ホテルで販売してみることにしたんです。

 

当時はキャラクターのスイーツを作ることへの反対の声もありましたが、販売してみたところ、女性を中心にものすごい反響がありました。販売して10年経った今でもインスタで「#ホテルメトロポリタン」で検索するとSuicaのペンギンスイーツがたくさん出てきます。ありがたいことに今では当ホテルの看板商品になりました。