ホストにはまる主婦の話をときどき耳にします。下手をすると借金を重ねて自己破産に陥るケースもあります。そこまでいかなくても、夫に借金がバレて大揉めになることも。女性がそうなる裏には、どういう経緯があったのでしょうか。

パート仲間に誘われてホストに行ってみると…

「興味なかったんですが、友だちに連れられて行って、好みのタイプの若い男の子に『絶対、また来て』と言われ、何十年ぶりかでトキメキました。

 

1週間後、独身時代から貯めていたお金を下ろしてひとりで行ってみました」

 

ミナコさん(40歳・仮名=以下同)は重い口を開きました。結婚して12年、11歳と8歳の子がいます。

 

夫は早朝からの仕事で午後早めに帰宅するため、夕食はほとんど夫が作ってくれるそう。

 

「私はパートで働いています。帰宅して食事をすると夫はすぐ就寝、私は子どもの世話をしつつ、残った家事を片づけて寝る。

 

夫とは夕食時に会う程度。時間的にすれ違うので、夫婦でゆっくり話をすることもほとんどありません」

 

7歳年上の義母が近所でひとり暮らしをしていることもあり、週末は夫や、ときには子どもたちも祖母と過ごしています。

 

義母が苦手だったミナコさんは、どうしても行く気にはなれません。

 

「しかたがないと思いつつ、虚しくなることがありました。そんなとき、パート仲間にホストクラブに誘われたんです。初回は安いからって」

 

2度目にひとりで行ったとき、彼女はときめいた彼といろいろな話をしました。「母親みたいな年齢でごめんね」と言ったら、「ミナコさんは素敵ですよ」と言ってくれたそう。

 

「そのときは貯金をおろしていたので40万くらい使ってしまいました」

 

しかし、帰り道、彼女は強い後悔におそわれました。