結果の受け止め方で見えた長男の意外な魅力

当日まで一生懸命練習したわが子。「運動会が終わったらどのように声をかけてあげよう」と悩むキタノ マヤさんたちの元へ駆け寄ってきた姿は、意外にも笑顔のハルくんでした。

 

実は、目標だった徒競走では賞状を逃したハルくんですが、自分も参加したクラス対抗リレーで1位となり、賞状をもらうことができたのです。

 

そのため、練習に励んだ徒競走の順位については聞かれるまで気にもしていなかったそう。

 

そんな息子にキタノ マヤさんは思わず、「この子のよさはこういうところなんだよな…」と感じたそう。

 

「たとえばテストで表が100点、裏には不正解があったとき、子ども時代の私は『間違えてしまった!』と悪いところに目を向けていました」「ハルは『表は100点を取れた!』と言います」

 

もちろん向上心も大切だけど、いいところに目を向けられていいなあ…わが子ながらもその前向きさに感心してしまったそうです。 

 

この投稿に、「大人が思っているより子は強いんだ」「ポジティブは最高の武器!」など、ハルくんの考え方に心を打たれたママたちからのコメントが寄せられました。

 

運動会の晩、キタノ マヤさんは今回の出来事を夫婦で笑いながら語り合ったといいます。

 

「夫としては、毎日練習につき合ったので、もう少し悔しがって欲しかったみたいです(笑)」

 

1位であっても4位であっても、運動会には感動やときめきがたくさん詰まっています。
これからの季節、わが子の運動会が控えている親御さんは、終わってからわが子のよかったところを存分に褒めてあげてみてはいかがでしょうか?


取材・文/可児純奈