元AKB48 前田敦子さんは特別な存在

── 悩んだ時期があったことを感じさせないほど現在は安定したパフォーマンスを披露されていますが、ブレイクのきっかけとなった元AKB48の前田敦子さんとは交流はありますか。

 

キンタロー。さん:
今年の春に会いました。あっちゃんも子どもがいるので、子育ての情報を教えてもらいました。自分の中では神みたいな存在な人と、子どもの情報共有ができるってすごいことだと思うと感慨深いです。あっちゃんは私にとって本当に特別な存在です。

 

自分の子どもがあっちゃんに似てくれないかなって思っています。私はあっちゃんのものまねで世に出てきたので、もしかしたらワンチャンあるかなって(笑)。

 

前田敦子さんがショートカットに髪型を変えたときのモノマネをするキンタロー。さん

── 現在、2人の娘さんの子育て中ですが、キンタロー。さんご自身は、小さい頃どんなお子さんでしたか。

 

キンタロー。さん:
5歳差の妹がいますが、妹が産まれるまでは一人っ子みたいに自由奔放に育てられました。当時、YouTubeはなかったので、テレビのアニメを録画したものを見ていたのですが、特にパーマンが好きで、本当に飛べると思ってコタツの上から跳ぶ練習をしていました。

 

家がビジネス旅館をしていたので、大人と接する機会が多くあって。お客さんが可愛がってくれて、賑やかな場所で大人に何かを披露することも好きでした。昔からみんなの笑いをとっていたように思います。

 

長女がキンタロー。さんに施したという斬新なメイク姿

── これからの夢を教えてください。

 

キンタロー。さん:
結婚式の余興などで人を笑わせることが好きだったので、ゆくゆくは人に喜んでもらえて自分も楽しいというものをプロデュースして、発信していけたらと思っています。

 

私は、もともとネガティブな性格で悩みやすいからこそ、楽しい世界観に強く憧れがあるんです。陽だけじゃなく、隠の要素もある。そういう意味では女優としてもいけるかなって(笑)。あっちゃんも女優ですし。幅広くいろいろなことに挑戦していきたいですね。

 

PROFILE キンタロー。さん

1981年愛知県生まれ。社交ダンスの講師などを経て、30才のときにお笑い芸人の道へ。芸人としての活動のほか、舞台、ドラマ、声優など、幅広いジャンルで活動。2017年、競技ダンスの世界大会でアジア人歴代最高位に入賞。現在は2児の母。


取材・文/内橋明日香 写真提供/キンタロー。