学生時代の出会いが入社後にも

準備は徹底しています

── ところで、西山さんはフジテレビ以外でもたくさんの方と交流がありそうですが、オアシズの大久保さんとは学生時代から面識があったそうですね。

 

西山さん:もともとのきっかけは、去年退職した元同期の福原直英アナウンサーが、早稲田大学の落語研究会に所属していたことです。そこには早稲田以外の学生も参加していて、大久保佳代子さんと光浦靖子さんも入っていました。

 

当時、私と福原アナがフジテレビに内定が決まって仲良くなっていたこともあり、「面白いところがあるから行こうよ」と連れて言ってくれたのが、研究会の飲み会でした。

 

── 初めてオアシズのお二人に会ったときのことは覚えていますか?

 

西山さん:忘れもしない!初めて2人にお会いした瞬間、「もうなんだよ、こんな人連れてきて!」と煙たがられました(笑)。

 

自分で言うのもおこがましいのですが、そのときは「なに。かわいい女の子を連れてきてなんだよ!」みたいな感じで敵対心を持たれたというか。初っ端からなんとなく盛り上げてくれたような。それが大久保さんと光浦さんとの出会いでした。

 

ただ、その後もこんなに長くお世話になるなんて。

 

── フジテレビに入社後、光浦さんと大久保さんとお仕事でご一緒されたんですか?

 

西山さん:私が新人時代、ナインティナインさんなどを発掘した『新しい波』という若手芸人発掘番組に、オアシズのお二人も出演されたんです。

 

そこで、お二人のお笑いのネタを見た後に、私がインタビューすることになって。あの時以来の再会でしたが、光浦さんも大久保さんも当時の出会いを覚えていてくれて、「この人、サークルの飲み会に来ていてね」と言われました(笑)。

 

── まさかの出会いから番組でも会って(笑)。

 

西山さん:おもしろいですよね。その後も、いい関係を続けさせてもらっています。

 

PROFILE 西山喜久恵さん

広島県出身。1992年フジテレビに入社、局次長職チーフアナウンサーとして管理業務も行う。『めざましどようび』『めざましテレビ(「きょうのわんこ」ナレーション担当)』、駅伝中継などで活躍。

取材・文/間野由利子 撮影/坂脇卓也