夫から言われた「プロフェッショナルとは」
── それでも失敗をして引きずることはありますか?
西山さん:今は、いつまでも引きずることはなくなりましたね。
夫と話をしているときに、「ミスをずっと引きずったままでいるのは、次の仕事にも迷惑だ。そんなふうに引きずっていたら、プライベートもくつろげない。そこはもっと切り替えてやればいいんじゃない?」と言われたんです。
夫の言葉を聞いて、確かにそうだなと思いました。同じミスをしないようしっかり事前準備をして臨む。プロフェッショナルとして切り替えながらやっていこうと。その後は準備を万全にしながら、気持ちの切り替えも徐々に早くなったように思います。
PROFILE 西山喜久恵さん
広島県出身。1992年フジテレビに入社、局次長職チーフアナウンサーとして管理業務も行う。『めざましどようび』『めざましテレビ(「きょうのわんこ」ナレーション担当)、駅伝中継などで活躍。
取材・文/間野由利子 撮影/坂脇卓也