理想は時間に余裕のある丁寧な生活
── 今後の働き方でイメージしていることなどはありますか?理想の働き方などがあればお聞かせください。
飯豊さん:
大きな目標としては、ジブリやディズニーの声優はいつかやってみたいです。
基本的にはひとつひとつ大事に作品を選んで、数は少なくても豊かな作品にしていきたいと思っています。
そういう作品づくりができる余裕を持ちたいです。作品が終わったら、また次の作品、ときには複数の作品を並行してといったように、出演作が続くのはとてもありがたいこと。
今は、その少ない時間の中でも濃密に作品と役と向き合える時間になったらいいなという思いで取り組んでいます。
ハリウッドでは1年かけて役づくりをしました、という声もめずらしくありません。そういうのを聞くと、時間的余裕という意味ではうらやましいと感じる部分もあります。
多分、時間的余裕を考えてしまうのは、子どもの頃から仕事をしてきたので、プライベートの時間がほとんどなかったから。役づくりに時間をかけたい気持ちもあるし、ひとりの人間としての生活も丁寧に過ごしたいと思っています。