「だいぶ自分の手で言葉を書けるようになった息子からついに直筆の手紙が届いた。『パパへ』『ママだいすき』」。「ちちのうた」と題したこうした文章の投稿により、Instagramでは現在3.4万フォロワーがいる、ちちのうたさん(@chichinouta)。”映え”とは対照的ながら、人の心を惹きつける、その言葉の魅力とは。

日常のふとした瞬間を文章で投稿する「ちちのうた」

家族との思い出を文章で投稿する“漫文”

「生まれてはじめて切った息子の爪を、妻が大切にしまっておいた袋が出てきた。『はじめての瓜(うり)切り』と書いてあった」

 

思わず笑ってしまう、家族の日常の情景を切り取った文章。イラストがなくともそのひとコマが思い浮かぶ素敵な投稿が始まったのは2018年9月でした。

 

「いつか忘れてしまうかもしれない家族の記録を残しておきたいと思ったことがきっかけです」

 

そう語るちちのうたさん。同時に、インスタ映えするコンテンツが主流のなか、『漫画』ならぬ『漫文』という言葉だけのアプローチで、自分がどこまで描けるのかチャレンジしてみたい気持ちもあったそうです。

 

インスタグラムではなかなか見ない文字ばかりの投稿。思い出の写真、思い出のイラストを投稿する人たちが多いなか、ちちのうたさんが投稿するのは思い出の文章。

 

一見変わったその投稿ですが、周囲の反響は大きかったそうです。

 

 「妻は、自分たちのことなのに他人事のように大笑いでした」「『じつは読んでいます』と声をかけてくださるファンの方まで出てきました」と喜びを語ります。