ウクライナ情勢は映画館作りにも影響が出て

—— 映画館を作るとなると設備等にだいぶお金がかかりそうですが、そもそも映画館を作るにはどのくらいの予算が必要なのですか?

 

岡村さん:
開業プラス初年度の運営で約1億円です。施設・設備用に約6000万円、映画上映権買いつけに約1000万円、人件費や光熱費で3000万円くらい。

 

すべて、ブランディングデザイン会社である自社で借入調達しました。

 

小さい映画館ですが、上映・音響設備は一流のものを装備。映画館作りの専門家チームネットワークにより、閉鎖される映画館から質の良いものを安く買い受けできました。

 

70年間続いたパチンコ店が映画館に生まれ変わる

ただ、企画段階では予想もしなかったウクライナなどの海外情勢で、木材価格や建材・部品価格が大幅に上がり、当初の計画よりも費用がかかりそうです。

 

他にも防火扉が届かないといった影響を受けていますが、予定通り9月中に開業します。