おいしい朝ごはんがあれば早起きもいいかな
── 劇中では、シェアハウスのオーナーの右腕として、入居者面接の対応もしていました。もし、細田さんがオーナーになるとしたら、どんな入居条件を出しますか?
細田さん:
一緒に暮らす人に迷惑をかけない、これ一択です。
修と優斗の会話にもありましたが、夜、寝る時間がズレると、パソコンの音や遊んでいる声が気になるはず。
そういう基本的なところ、インフラ部分は整備したいという気持ちはあります。
それぞれの部屋が散らかっていても構いません。共有スペースで人に迷惑をかけなければ問題ないと思っています。
二星ハイツのように朝ごはんを一緒に食べるのは、生活リズムが違うと厳しいと思います。でも、あんなにおいしい食事が食べられるなら、早起きしてもいいかなと思ったりもしました。
── シンプルだけど美味しそうな朝ごはんが並んでいましたよね。
細田さん:
とても丁寧に作ってくださった朝ごはんメニューでした。小鉢からメインまで全部が美味しかったです。
僕が一番印象に残っているのはドラマ版のハムエッグです。そのシーンの撮影は夜だったのですが、夜に食べる朝ごはんメニューもすごくよかったです。
湯気も撮影するので、温かい状態で食べられるので、朝ごはんのシーンの撮影は大好きでした。
朝はごはん派なので、久しぶりにパンとハムエッグの組み合わせを楽しみました。ハムも厚めでジブリ感が味わえて大満足でした。
── 朝ごはんはしっかり食べるタイプですか?
細田さん:
朝は食べない派だったのですが、腸の調子を意識するようになってから、ちゃんと食べるようにしています。
早く起きなくていい朝でも、8時には起きてごはんと納豆と、乳酸菌をとることを意識しています。
まだ簡単なものしかできないけれど、自分で作るようにしています。最近、卵焼きの正しい作り方を覚えました。初めてにしてはめちゃくちゃ綺麗に出来上がって、ちょっと才能あるかもなんて思ったりして(笑)。
基礎を大事して、シンプルなメニューを極めたいです。
── ドラマにも映画にもさまざまな格言が出てきますが、細田さんが気になった格言はありますか?
細田さん:
「猫は人を繋ぐ」です。人見知りが多い現場だったのですが、猫をきっかけに会話が生まれ、いろいろな話をするようになりました。
僕たちの緊張をほぐし、ほんわかした雰囲気にしてくれたのも猫たちのおかげ。ちゃんと繋いでくれたんだとリアルに響きました。
<作品情報>
『劇場版 ねこ物件』
公開中
©︎2022「ねこ物件」製作委員会
配給:AMGエンタテインメント
取材・文/タナカシノブ スタイリスト/岡本健太郎 ヘアメイク/菅野綾香