テレビ東京のアナウンサーとして、多くの報道番組やバラエティで活躍する片渕茜さん(29)。『日経ニュース プラス9(以下、プラス9)』(BSテレ東)では、金曜日メインキャスターを務めるいっぽう、多数の番組でサブキャスターやアシスタントとして、控えめな振る舞いながら、しっかり進行する姿が印象的です。
アナウンサーやキャスターとして、視聴者へ向けて、いかに正しく情報を伝えるかを大切にしている片渕さん。さまざまな番組の裏側で、何を意識し、どう対応しているのか、お話を聞きました(全4回中の1回目)。
視聴者時代から憧れる大江麻理子キャスター
── 7月26日で29歳になり、もう中堅アナウンサーの立場になり、安定感あるお仕事をされています。
片渕さん:
29歳ということに、自分でもびっくりします(笑)。
まだまだだな…と思うことが多いので、中堅と言っていただくポジションにも驚きますし、「しっかりしなきゃ」とも思いますね。
── 多くの番組を担当され、情報を伝える、相手の話を聞くことが、大きな役割のひとつだと思います。
片渕さん:
伝える、聞くは、どの仕事でも常に意識しています。まだまだ勉強中ですし、模索している大事な要素ですね。
── 勉強中とのことですが、正しく情報を「伝える」「聞く」といった面で、目標や参考にしている先輩はいますか?
片渕さん:
先輩ではまず、『WBS(ワールドビジネスサテライト)』(以下、WBS)を担当している大江麻理子キャスター。学生時代から視聴者として、観ていました。キリッとした雰囲気と、柔らかい雰囲気を併せ持った方だと感じていて、憧れの存在です。
ニュース読みやナレーションでも、いろんな先輩を参考にしています。『Newsモーニングサテライト』(以下、モーサテ)で共演している相内優香アナウンサーは、ナレーションでのはつらつとした声や、キャラクターのようなキュートな声。須黒清華アナウンサーの、しっとりとした声も魅力的だと感じています。
あと、局内の先輩ではないですが、『開運!なんでも鑑定団』でご一緒している福澤朗さん。司会進行のテクニックを教えてくださるのが、本当に参考になっています。