高校生と40代女性が意気投合してイベントを開催

「金沢100人カイギ」で登壇者した、アートを通じて地域や社会の課題に理解を深めてもらう活動をする40代女性は、別の回で登壇した高校2年生の話を聞き、行動を起こしまた。



授業で衣料の大量廃棄問題を調べていた高校2年生は、問題を考えるきっかけになるイベントの開催を発案。

 

40代女性は高校生とともにアートイベントの実行委員会を結成し、高校生をサポートしました。

 

古着130着や捨てられるはずの布を生徒や企業から募り、会場に張り巡らせ、ワークショップに利用するアートイベントを、18名の高校生と金沢市民芸術村で開催したそう。

 

他にも「100人カイギ」がきっかけで、クラウドファンディングを支援してもらったり、お店の常連になってもらったり。

 

転職につながったり、出会って結婚する人も現れたりしました。

 

「100人カイギ」に参加した人たちに、ちょっとした変化が起こっています。

 

何か行動を起こすまではいかなくても、地域につながりや知り合いができ、人とつながる安心感も、今の社会に求められているのかもしれません。

 

「登壇者の話を聞くだけで、参加した方がすごく満足して帰ってくださる姿を見るのが嬉しいです。

 

また、プレゼン後に登壇者と交流できる時間を設けていますが、登壇者の話を聞いた後なので、会話を始めやすいようです」

 

PROFILE 高嶋大介さん

「港区100人カイギ」を皮切りに全国72か所で開催の「100人カイギ」founder / 見届け人。株式会社 INTO THE FABRIC 代表取締役

取材・文/清宮あやこ 写真提供/100人カイギ