志田さんは嘘がつけない!?
── 志田さんは、親に恋バナはできないとおっしゃっていましたが、鈴木さんはすでにご存知でしたよね?共演者の方には話せる?
志田さん:
話せます。
樋口さん・別府さん・柊太朗さん・鈴木さん:
いえーい!なんかうれしい!
── このメンバーだったから話しやすかったというのはありますか?
志田さん:
それはないです。家族以外なら、恥ずかしくないので誰にでも言えます(笑)。
別府さん:
惜しかったですね、インタビュー的には「このメンバーだから!」みたいなところがほしかったのでは?
志田さん:
すみません…。
鈴木さん:
嘘がつけないからね。正直なんです。
樋口さん:
でも、今日の取材はよくしゃべってるよね。今までで一番話している気がする。
志田さん:
そうかも。初恋話、おもしろかったです!
お茶目な姜暢雄さん、イメージ通りの島崎和歌子さん
── それはうれしいです、ありがとうございます。ここからは、劇場版の撮影裏話を伺います。劇場版といえばゲストもかなり豪華です。撮影時にどのようなお話をしましたか?
樋口さん:
僕は、姜暢雄さんと同郷で、連絡先も交換して仲良くさせていただいてます。
別府さん:
めちゃくちゃいい人だよね。
樋口さん:
姜さんが出演していたドラマ「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」が大好きだったので、当時の撮影の様子などをたくさん教えてもらいました。小栗旬さんが「みんなで歴史に残るいいものを作ろう!」と気合いを入れて、みんな火がついたみたいな話を聞いて、かっこいいな、見習いたいなと思いました。
(別府)由来は島崎和歌子さんとめっちゃ話してたよね?
別府さん:
そうそう。ここではあまり話せないことをいろいろ話しました。まとめると、これから芸能界で表に出ていく人なんだから、気をつけなさいよ、みたいなことを言われました(笑)。
いろんな人がいるからねと。話の流れで姜さんを呼んで「『忍風戦隊ハリケンジャー』観てたらしいわよ」と僕が話しやすくなるよう繋いでくださったり、テレビで観ていたイメージ通り、姉御肌でした。そんな島崎さんが、あんな演技をするんだというのも映画の見どころです!
志田さん:
私は岸田里佳さんと撮影の合間に「エクボが二つあるんだね、一緒だね」と、和む会話をしたのが印象的です。すごくかわいらしい方でした。エクボ、二つあってよかったって、生まれて初めて思いました(笑)。
鈴木さん:
僕、初めてハマった戦隊が「鳥人戦隊ジェットマン」だったから、会いたかったな〜。
柊太朗さん:
僕も姜さんと爆発シーンでの撮影が一緒で。姜さんがスイッチを押す役だったのですが、「押したら、どうなると思う?」といたずらっ子のように笑いながら、ポチッと押したりして。
でも電源オフだったから何も起きたりしなかったんだけど。僕をリラックスさせるために、気をつかってくださったんだと思うのですが、いろいろとお茶目な言動もあって、素敵な方だと思いました。
鈴木さん:
劇場版でゲストの方と撮影をして感じたのは、いつもは5人がメインでやっているけれど、劇場版にはゲストの方たちのファンも作品を観るし、いろいろな矢印がそちらにも向くということ。
テレビシリーズで、僕たち5人がいい芝居ができるよう、セットなどすべての環境を整えていただいている、そのありがたさをより強く実感しました。この感覚は、今後「ドンブラザーズ」以外の現場に出ていく際に役に立つと思っています。
PROFILE 樋口幸平さん
俳優・モデル。2000年生まれ、兵庫県出身。ドンモモタロウ/桃井タロウ役。嘘がつけない21歳の青年・桃井タロウがアバターチェンジするドンモモタロウは剣術が得意。
PROFILE 別府由来さん
俳優。1998年生まれ、東京都出身。サルブラザー/猿原真一役。几帳面で博学な21歳の風流人・猿原真一がアバターチェンジするサルブラザーはパワーが持ち味。
PROFILE 志田こはくさん
俳優。2004年生まれ、埼玉県出身。オニシスター/鬼頭はるか役。漫画家志望の17歳の女子高生・鬼頭はるかがアバターチェンジするオニシスターはトリッキーな動きが持ち味。
PROFILE 柊太朗さん
俳優・モデル。2000年生まれ、北海道出身。イヌブラザー/犬塚翼役。指名手配中の逃亡者、24歳の犬塚翼がアバターチェンジするイヌブラザーは身長100cm、俊足が持ち味。
PROFILE 鈴木浩文さん
俳優・脚本家。1988年生まれ、兵庫県出身。キジブラザー/雉野つよし役。平々凡々たる生活を送る、33歳の妻帯者・雉野つよしがアバターチェンジするキジブラザーは身長220cm、空中戦が得意。
取材・文/タナカシノブ