このままではスナックがなくなる!日中は経営を学ぶ日々

せつこママから事業承継した経験は、坂根さんにとって大きな財産となり、今後の新たな夢を育ませました。

 

「せつこママを見ていて、経営者が引退したら、その人が培ってきた事業も終わってしまうと気づいたんです。

 

今後、スナックの次の世代の担い手が見つからないと、事業者がいなくなってしまうと思います。

 

こうしたなか、どうしたらスムーズに次の世代にバトンを渡せるかに興味があります。引退される方も、自分が育ててきたお店を、誰かが引き継いでくれたらうれしいと思うはず。

 

その方法を学ぶために、日中は個人の店舗運営、スモールビジネスのM&Aや売却支援を行う会社で働いて、経営を勉強させてもらっています。

 

いずれは、いろいろなスナックを事業継承して、自分のブランドにしていきたいですね。

 

とはいえ、まずはスナック水中をお客様に気に入っていただくのがいちばんの目標。それは私次第だと思うので、多くの方に魅力を伝えわるよう、頑張りたいです」

取材・文/齋田多恵 撮影/富本真之