最も共感の多かった「作品を気づかれないように捨てる」

ポンコツママさんが投稿した「名もなき育児」のなかで最も共感されたのが、「子どもの作品を気づかれないように捨てる」というもの。創作意欲にかぎりがない子どもたち。いくら感動的な作品であってもすべて保管するのは難しいものです。それらの作品をいかに、本人い気づかれないように捨てるか…これが実は大変なんです。

 

ポンコツママさんいわく、ゴミ箱に捨てたことを隠すため、その上に乗せるゴミも重要だそう。

 

コメントには、「(これをやっているのが)私だけでなくて嬉しいです」「私もゴミ箱のいちばん奥に押し潰して入れて、上からわからないよう新たなゴミをすぐ散らしています」「上に乗せるひと手間すごく大事ですよね」など、同じように頑張るママたちが多くいることがわかりました。

 

この投稿があったのは春休み期間中のこと。「みんな同じなんだと勇気をもらいました、明日も頑張るぞ」「春休み、ずーっとこれの繰り返し。うちだけじゃないんだ」「共感できる内容ばかりでいいね!100万回押したいくらい」など、長期休みを頑張るママたちに多くの元気や勇気を与えていたよう。ポンコツママさん自身も、この投稿に寄せられた反響に笑いと元気をもらったそうです。

 

いよいよ始まった夏休みについての意気込みを聞いてみると

 

「意気込みはとくにありません。私にできることは、突如あらわれる『名もなき育児』でHPが削られることに備えて、『自分のご機嫌とり用のお酒とお菓子を用意すること』『ご飯を作る元気がなくても乗り越えられそうな冷凍食品を買うこと』ぐらいです。

 

夏休みは『名もなき育児』が山積みとなることが予測されますので、心を無に、白目になりながら、こなしていくことに専念します」

 

とユニークな回答をしてくださいました。

 

子育てには日々たいへんな仕事が山積み、もしかしたらポンコツママさんの言うように“頑張る”のでなく“こなす”ことのほうが大切になってくるのかもしれませんね。育児に疲れたときには、同志がいることを思い出し、励みにしてみては。

取材・文/可児純奈