「自分の本心を曲げてでも、気持ちを絞り出して答えていました」と語るのはタレントのベッキーさん。芸能生活24年と長く活躍するなか、どのように仕事に向き合い、ここまで辿り着いたのでしょうか。「今は、もっとナチュラルでもいいと思った」と語るベッキーさんに、お話を聞きました(全5回中の5回)。
全力の笑顔は不自然
── 14歳でデビューされて芸能生活24年。競争が激しいと言われる芸能界で、ここまで長く活動が続いたのはなぜだと思いますか?
ベッキーさん:
私もわかんないですよね。なんでこんなに使っていただけるのかって。でも、真っすぐな気持ちで頑張ってはいました。
スタッフさんの意図を汲んで、自分もスタッフの一員だと思って、それぞれの番組をつくってきたつもりです。
タレントとしては全然ダメだったかもしれないけど、応援してくださる方がいて、番組でもいい編集をしてもらったのかな(笑)。
誰よりもプライベートの時間を削って、睡眠時間を削って、仕事に向き合ったつもりではいます。
── ベッキーさんがご自身で、「14歳でデビューして、特に大きなブレイクがないまま今まできた」と仰っていましたが、ベッキーさんのなかで強みのようなものがあるとしたら、どういったことでしょうか?
ベッキーさん:
テレビが好きっていうこと。テレビを観るのも番組をつくるのも好きですね。テレビの収録はスタッフさんに任せて、私はただ前に出るだけとは思っていません。私もスタッフの一員として番組をつくっているスタンスでやっていますね。
── 10代からお仕事に対するスタンスは変わらないですか?
ベッキーさん:
もちろんどの仕事も全力ですし、手は抜いてないです。でも、肩の力は抜くようになりました。
写真撮影も「よし!全力の笑顔でいこう!」ってなると、不自然に映るかもしれないけど、肩の力を抜いて、ナチュラルな感じでいきたいなと思ってます。