14歳でデビューし、今年で芸能生活24年目となるベッキーさん。いつも明るく元気な印象がありますが、そのトーク力、コミュニケーション能力はどこから来ているのか。ベッキーさんの原点となったものは何か。お話を聞きました。
休み時間に一曲!
── 子どもの頃は、どんなお子さんでしたか?
ベッキーさん:
周りの人が言うには、目立ちたがり屋さんだったのかな。多分、元気で明るい子だったと思います。小学生のときは、昼休みに友だちを集めて、私が作詞作曲した曲をピアノで弾きながら歌ってましたね。今、考えるとジャイアンっぽいんですけど(笑)。
── リサイタルのような。
ベッキーさん:
でも、みんな無理やり集まっているわけでもなく、面白がって寄って来ていて。曲は『許してね、平田さん』っていう意味不明なタイトルで。教室に平田さんなんて居なかったんですよ。でも、周りも「ベッキーなんか曲作って!」みたいな雰囲気でなんとなく。
── 早速、平田さんの曲が気になります(笑)。
ベッキーさん:
「許して〜ね〜、平田さん」っていうしょうもない歌で、中身も全然無いし、許してくれなきゃ、私怒っちゃうよっていう逆ギレの歌でした(笑)。でも、歌っていたら「私、木琴やりたい!」って参加する人も増えたりして。
自分から夢を掴まない
── かなり楽しそうです!そこから、どうやって芸能界に入っていかれたんでしょうか?
ベッキーさん:
13歳のときに、友だちが「こういうオーディションがあるけど受けてみない?」って紙を持ってきたのが、ある下着メーカーのイメージキャラクターでした。13歳で下着って、年齢的に早過ぎるかな?とは思ったけど、優勝すると推薦者も一緒にハワイに行けるっていうんです。友だちはめちゃくちゃハワイに憧れていて、私に「受けてみなよ」って勧めてきて。
それで、受けたんですがグランプリはもちろん取れず。でも、たまたま当時のサンミュージックの社長がなぜか気に入ってくれて、急遽、サンミュージック賞を作ってくれたんです。そこから事務所に入って芸能界でお仕事ができるようになりました。すごく嬉しかったですね!
── そもそも、お友だちに推薦される前から、芸能活動に興味はあったんでしょうか?
ベッキーさん:
物心ついたとき、多分、幼稚園くらいの頃からずっと芸能界に憧れがありました。未だにそうですが、自分から夢を掴みに行くのが好きじゃない…というか、必要なタイミングがやってくると思うタイプ。そのときも、まだまだタイミングを待っていた感じで。
そこに、友だちがオーディションの話を持ってきて「これだ!きっとこれなんだ!」ってピンときたんです。その日のうちに投函しないと間に合わなかったので、すぐに写真を撮って現像しました。