育児中のSNS投稿がバズるケースは多々ありますが、最近ではSNSを活用して漫画家デビューをしたり、ビジネス展開する人も珍しくなくなってきました。今話題の芸子さん(@geiko_tumu)もそのひとり。絵を描くことはまったくの初心者だったという彼女が、漫画家、実業家になったきっかけの漫画について話を聞きました。

感涙の体験がフォロワー数激増のきっかけ

もうすぐ5歳と3歳になる姉妹を育てている芸子さん。ちょっとおませな長女つむちゃんと、マイペースで我が道を行く次女いとちゃんの育児エピソードなどが共感を集め、現在Instagramのフォロワー数は14万人に迫る勢いです。

 

ある日、支援センターに出かけた芸子さん。そこに貼ってあった『Today』という海外の詩に感動し、その詩にイラストをつけてSNSに投稿したところ、想定外の大反響になりました。

支援センターの掲示に女性が泣いた理由

お皿も洗わず、ベッドもぐちゃぐちゃ。昨日食べこぼした食べかすは床にこぼれたまま。育児に追われて手が回らない家事をあげた後、「でも」とその詩は続きます。

 

赤ちゃんが眠るまでおっぱいをやって、歌を歌って、していいことと悪いことを教えた。それは澄んだ目をした、髪がふわふわなこの子のためにすごく大切なこと。私は今日一日、家事よりも大切なことをやった。

 

そう考えれば、「私はちゃーんとやったわけだ」という結びのフレーズに、子育て中の筆者も、読んだ瞬間思わずじーんと涙が…。

 

「これを描いたのは、長女が生後半年くらいの頃。はじめての育児にかなりナイーブになっていました。

 

たまたま足を運んだ支援センターで、いっぱいいっぱいになっている自分を肯定してもらったような気持ちになって。

 

とてもうれしかったので、その気持ちを形に残しておきたいと思って描きました」

 

InstagramとTwitterでこの漫画を投稿したところ、フォロワー数が激増。webメディアでも数多く取り上げられ、だんだんと漫画の仕事依頼などがくるようになったそうです。