2020年『バチェロレッテ・ジャパン』に出演し、現在は俳優としても活躍の場を広げている當間ローズさん。當間さんは、子どもの頃にブラジルから日本に移住しましたが、日本に来た当初は日本語がまったく話せなかったと言います。當間さんの幼い頃の学校の記憶、家族との繋がりを経て、どのように周りに馴染んでいったのでしょうか。
「バチェロレッテの人?」
── ローズさんがブラジルから日本にいらっしゃったのは、いつ頃でしょうか。
當間ローズさん:
僕が5歳の頃、家族と共にブラジルから日本に来ました。
お父さんはイタリア育ちの日本人、お母さんはブラジル人なので、家族で会話をするときは、ポルトガル語。日本語がまったく話せない状態で日本にやってきました。
── それは、ご苦労も多そうですね。
當間ローズさん:
僕は、徐々に日本語を覚えていきましたが、両親は仕事が忙しくて、ちゃんと日本語を勉強する時間がなかったんですよ。特に、母は今でも日本が曖昧ですね。
あと、僕は4人兄弟の長男なんです。僕の下に9つ下の弟、さらに双子の男の子と女の子がいます。弟は今年20歳に、双子の2人は18歳になりますね。
僕は、兄弟と年齢が離れているし、お母さんの日本語も曖昧だったので、兄弟の学校行事、たとえば三者面談とかには、僕も母と一緒に学校に行ってたんです。先生と母の間に入って、通訳ですね。
── ローズさんが保護者として学校に。担任の先生も驚きそうですね!
當間ローズさん:
びっくりして固まってました。下の双子の兄弟の高校で、三者面談が終わった後に「『バチェロレッテ』、見てました…!」と小声で言われて(笑)。
ただ、今年から、1番下の弟と妹が大学1年生になったので、僕も三者面談から卒業しました。