「抱っこから下ろしただけで大号泣…」。春から保育園に通い始めた息子との慣らし保育の日々を描いたインスタグラムの投稿に多くの親の共感が集まりました。漫画「慣らし保育と親心」を描いた南波くわしく(@kwsk8128)さんに当時の心境を聞いてみると──。

「慣らし保育と親心」葛藤の先で待ち受けていたのは…

長男が1歳を迎え、5月からの復職を決めていた南波さんが慣らし保育を始めた春のこと。

 

当初送り迎えのたびにギャン泣きする日々で、子どもの泣き顔を見ては複雑な気持ちを抱いていたそう。

 

「家にいると遊びが慢性化するし、先生や友だちとも遊んで刺激を受けてほしい。何より来月から復職だから慣れてもらわないと困る」と、南波さんは当時の葛藤を漫画に綴っています。

小さな変化があったのは4日目のお迎えのとき。母を一瞬目にしたお子さんは、瞬時に顔を背けたそうです。でも、南波さんはそのときの表情を見逃しませんでした。

 

そこには、母を目にして泣きたい気持ちを抑えながら、保育士さんの腕の中で必死に耐えるわが子の姿がありました。南波さんはそのすべて愛おしく感じ、帰り道で思わず涙でいっぱいになってしまったと言います。

 

「寂しい思いをさせてしまっているのは申し訳なかったのですが、息子なりに何かを感じとって成長しているんだと思いました」

 

南波さんのフォロワーからは「グッと耐える表情、小さな体で頑張ってるんだなあ」「一時保育に預け始めた頃を思い出しました」「小さいながらに一生懸命現状を受け入れようとしているのね」など、多くのコメントが寄せられています。