一度は「もう十分働いた」と思ったけれど…60歳を前に「まだ成長したい!」

── お子さんとの関係、とても素敵だと思います!

 

谷本さん:

店長時代の2020年には長女が出産し、1か月の育休を取りました。当時私は54歳、仕事をやりきったように感じていて、「仕事を辞めるタイミングかもしれない」という思いがどこかにありました。

 

でも、いざ育休を取ってみて、自分が担当していたお店が成長した姿を見たら、もっと働きやすい環境をつくりたいという熱意が再び湧いてきて。私にはまだ仕事でキャリアを磨きたいという意欲があるんだと再認識し、あらためて「頑張ろう」と思いを新たにしているところです。

日本マクドナルド 谷本節子さんとそのご家族
家族に昇進を祝ってもらったときの様子

── 今後の目標はどんなことですか?

 

谷本さん:

まずは今の仕事をやりきりたいです。同時に、私自身、日本マクドナルドを通して人と人との関わりのなかで成長させてもらったので、人材教育などで組織に貢献したいと思っています。組織の成長につながる仕事にどんどんチャレンジしたいですね。

 

── 目の前にチャンスがありながらも、うまくできるか自信が持てないなど、キャリアアップを諦めそうになっている女性がいたら、どんなふうに声をかけますか。

 

谷本さん:

私のように、年齢を考えて「今からは無理だよね」という女性も少なくないと思います。でもこれまでの経験から、自分の可能性を広げるのも狭めるのも自分次第、と学びました。今の自分に限界をつくらず、もし「やってみたい」と思うことがあれば遠慮せずにチャレンジしてほしいです。

 

 

どんな立場の人でも、「もっと働きたい」「もっと成長したい」という意欲があれば、年齢関係なくキャリアアップできる。多様な働き方を実現するマクドナルドの制度には、一歩先ゆく働きやすさのヒントが隠されているのではないでしょうか。

取材・文/高梨真紀 画像提供/日本マクドナルド