2018.06.08
主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」が、“働き方改革の影響”についてアンケートを実施しました。調査の結果、労働時間減少を実感する人は少ない一方で、収入は減ったという人も多いことが判明。ワーキングマザーたちの生活は、働き方改革によってどのような変化があったのでしょうか。
働き方改革による影響ってあった?
まずアンケートで「働き方改革が推進されて、労働時間減少を実感することはありますか?」とたずねてみたところ、75.4%の人が「ない」と回答。「ある」と回答した人の割合は30%以下にとどまり、労働時間に影響はないと感じている人の方が多数を占める結果となりました。
「働き方改革によってあなたのご家庭の収入に何か影響は出ていますか?」という質問で最も多かったのは、「何も影響はない」の65.9%。一方で28.7%の人は「減った」と回答しており、家計が以前より苦しくなったと感じている人もいるようです。
さらに、自分やパートナーの労働時間が減少した人を対象に同じ質問をしてみると、全体の73.0%が「減った」と回答。ネット上では「残業代で稼いでいたから正直厳しい」「残業が減ったのはいいけど、基本給は変わらないので給料は減っていく」など嘆きの声が見られました。
また、「正社員にしか適用されてない」「契約社員や派遣にも反映されないと不公平だと思う」といった指摘も。どの雇用形態の人でも心地よく働けるようになるには、もう少し時間がかかるかもしれませんね。
在宅やサテライトオフィスで働ける!
さまざまなワーキングスタイルを推進している“働き方改革”ですが、中でも注目を集めているのが“テレワーク”。情報通信技術を活用した働き方で、場所や時間にとらわれず仕事ができますよ。
テレワークでの働き方は、家で作業する在宅勤務、サテライトオフィスなどを使った施設利用型勤務、施設に依存せず仕事ができるモバイルワークの3タイプ。育児や介護で働きに出られない人や、ケガや病気で通勤が困難な人でも働きやすくなるのがうれしいポイントです。
ネット上では「うちの会社でも導入してほしい」「働きたくても働けなかった人がとても助かると思う」など興味を示す人が続出。実際にテレワークで勤務したことがある人からは、「家族との時間を大切にできる」「入院していても仕事ができたので助かった」との声が見られました。
これからもどんどん広がっていく“働き方改革”。働く人たちにプラスの影響が出るよう、より良い職場環境が整っていくといいですね。