楽天の託児所ならでは!? グローバルな保育内容・習い事対応
──社内託児所がある企業はまだ少ないですよね。玉置さんは、正に子育て中で楽天ゴールデンキッズ利用者とのことですが、実際に使っての感想を教えてください。
玉置さん:
先ほどもお話ししたように、私は在住地域の保育園に落ちていたので、もし楽天ゴールデンキッズがなければ仕事を辞めなくてはいけませんでした。会社と託児所がある二子玉川は自然環境が良いので外遊びする場所としても最適で、本当に助かっています。オフィスと同じ敷地内にあるので移動時などに頻繁に子どもの姿を見かけることができるというのも嬉しいんですよ。仕事中に「あ、うちの子だ!」って(笑)
あとは社内施設が遊びや学びの場となるのも社内託児所ならではですよね。子どもたちが「楽天クリムゾンハウス」に職場見学に行くこともあります。
李さん:
楽天ゴールデンキッズの利用者は現在50名程度で、玉置さんのように兄弟を預けている人もいます。親にとって便利な施設であることはもちろんですが、子どもたちにとっても楽天ゴールデンキッズで過ごす時間が有意義になるように色々工夫をしています。
たとえば、利用者の中には外国籍の従業員もいるので、在園児やその保護者の出身国を紹介するプログラムを設けるなど幼児教育にもこだわっています。プログラムのなかでは、食事や服装など異文化について学びます。インドの月のときは、保護者の従業員が自らパワーポイントを作成し、伝統的な服装について説明してくれましたね。
──職場の近くに子どもを預けられると、いざという時の安心感が大きいですよね。他にも楽天ゴールデンキッズならではの取り組みはあるのでしょうか?
玉置さん:
年1、2回のアンケートがあるのですが、利用している親の意見をすぐに検討してもらえることでしょうか。私も以前習い事について要望を出したことがあります。
共働きフルタイムの家庭では、習い事に通わせられる時間が限られていますよね。そこで「保育の一環で、習い事に通わせられないか」とアンケートに書いたところ、同じ意見が多かったようで、本社付近の施設と提携して年中・年長児は日中に水泳を行ってもらえることになりました。子どものやりたいことを諦めさせずに済みましたし、子どもの習い事の送り迎えのために勤務形態を変えずに済んだので、楽天クリムゾンハウスが職場でよかったと思いました(笑)
──親も子どもも「仕事をしているから諦めなきゃいけない」という場面が減っているんですね。
玉置さん:
そうなんです。あとは李さんの話にもありましたが、楽天ゴールデンキッズには外国籍の子どもも多くいます。そのため子どもたちは幼い頃から、国籍を意識することなく一緒に育ちます。「〇〇ちゃんのパパの国では、オーロラが見えるんだって!」などの会話が、日常で出てきますね。大人の私たち以上に幼い頃から異文化に慣れ親しんでいるようです。
国本さん:
幼少期からグローバルな環境に慣れ親しむことができるのは、当社の託児所ならではだと思います。
従業員間での交流も盛んですよ。楽天には「家族」をテーマに従業員同士がつながる「楽天ファミリーエンパワーメントネットワーク」が構築されています。自治体からの発信では入ってこない詳細な保活情報を先輩社員から聞けるなど、メーリングリストを通して従業員同士が交流できる関係性も築いています。
また、対象従業員が産休に入る2カ月前に行われる「休職前セミナー」は毎月開催しています。復職後の働き方のイメージが湧くように、勤怠制度面の説明や、病児保育、ベビーシッター、家事代行など楽天と提携している外部サービスの案内を行っています。
毎年2月に行う「復職前セミナー」は子連れで参加してもらいます。設備・制度面の説明と合わせて、楽天で働きながら育児をする際のポイント、一日の過ごし方シュミレーション、「家事はロボットに任せよう」など先輩ママ社員からの具体的なアドバイス、「仕事を辞めると生涯年収がこれだけ変わる」といった実践的な内容を伝えています。定期配信されるニュースレターや、一日一本単位で動画がアップされる「RNN(Rakuten News Network)」というインターナルメディア(社内報)から、子育てコンテンツや社内情報のキャッチアップを行う従業員もいます。