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新宿・歌舞伎町“ホスト妻” コロナに感染から1年 家族4人で入院後の「不安」と「自信」

仕事

2021.05.12

ホストクラブ(イメージ)

 

“3密”を伴う接客が行われ、お酒の回し飲みも日常茶飯事だったホストクラブ。1年前はクラスターの発生源として問題視され、偏見を持つ人も。そんな職場で夫が感染し、一家全員で入院せざるを得なかった家族のその後を聞いてみると──

収入はなくなり、子どもの幼稚園は…

「夫は、後1か月ほどで店を辞められる見通しがたちました。でも次の仕事も在宅にはならないと思うので、感染リスクはあまり変わらないかもしれません

 

そう複雑な表情を浮かべるのは、東京都内に住む30代の専業主婦・博子さん(仮名)。

 

実は博子さん一家は、昨年5月に新型コロナウイルスにより入院生活を余儀なくされた。

 

夫が新宿・歌舞伎町にあるホストクラブに勤めていてコロナに感染。

 

博子さんは無症状だったが陽性結果が出たので、陰性の子ども2人を含む家族4人で病院生活を送ることに。

 

無収入になり、子どもたちも幼稚園に通えなくなり、一時は絶望的な状態になった…。

ママ友たちに打ち明けると

「私たち夫婦の陰性が確認されてから2週間後、子どもたちは幼稚園に通うことができるようになりました。休んでいた理由をママ友たちにも打ち明けましたが、特に問題はありませんでした」

 

ただ、子どもたちにとっては過酷な環境は続いている。

 

「頻繁な手洗いと消毒が原因で手荒れがひどくなりました。かさぶたのような湿疹ができて、クリームを塗っていますが、アルコール消毒はしみるようです。

 

どこもそうだと思いますが、園での行事は縮小され、小学校に進学した上の子も、給食のときは前を見て黙って食べることが当たり前になっています。本来できることが、できなくなっていることはかわいそうです」

 

都内の病院の6人部屋にベッドを4台設置して入院生活を送っていた(プライバシーに配慮して一部修正しています)

ホストクラブ感染対策の現状は?

ホストクラブなど夜の飲食店は、昨年の今ごろは、“コロナの発生源と目の敵(かたき)にされていた。

 

「その後、店の売り上げはよくないようです。なかには感染防止対策も徹底できない事情もあると聞きます」

 

ホストクラブという親密な接客が必要な業態で、むげに客を断れないという悩みもあるのだろう。

 

夫がそんな職場環境から離れることに、ひとまずホッとしている博子さん。

 

実はコロナに対する“自信”がついてしまったという。

コロナでぜん息が収まった?

「私はぜん息持ちなので、コロナに感染したときは悪化するのではと心配していました。実際は何事もなく、逆に最近はぜん息の発作がまったく起きなくなりました。

 

マスクをしているせいか、免疫ができたからかはわかりませんが、その点はよかったです」

 

最近はコロナの変異株が増えているので油断はできないが、博子さんは1年前に比べて少し前向きになれているようだ。

 

博子さんが受け取った診断書。病名はCOVID-19(新型コロナウイルス)と記されている(プライバシーに配慮して一部修正) 

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