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無印良品「コオロギせんべい」を発売!?その裏にある深刻な社会課題

仕事

2019.12.26

国によってはメジャーである昆虫食ですが、現在の日本ではあまりなじみがないですよね。無印良品を運営する良品計画は、2020年春に「コオロギせんべい」の発売を発表。パウダー状にしたコオロギを練りこんだせんべいです。

“コオロギ”が使われたせんべい!?

急激に増え過ぎた人口は、現在世界中で大きな問題に。今後の食糧確保や環境問題が大きな課題となっています。そこで良品計画は、徳島大学と協業して昆虫食の開発に着手。徳島大学は実用化に向けての研究成果を提供し、同社は商品開発のプロセスを共有しました。

 

まずコオロギを食用とするメリットとして、栄養価の高さがあげられています。主要な栄養素はもちろん、たんぱく質やカルシウムなどを多く含有。鉄分なども摂取できるため、栄養を効率よく補給できるようです。

 

ほかにもコオロギは、生産性の高さにも大きな期待が。コオロギは昆虫の中でも成長が早く、約35日で収穫可能。雑食のためエサの選択肢が広く、廃棄食料の処理にも活用できると言われています。特筆すべきは、環境への負荷が少ないという点。コオロギは一般的な家畜に比べて、必要な水やエサの量が圧倒的に少ないそう。育成する際の温室効果ガス排出量も抑えられ、環境負荷を軽減できます。

 

農業機関も推進している昆虫食!

国連食糧農業機関(FAO)は、家畜の代用として昆虫食を推奨。中でもコオロギは食用に適しており、国内外で注目を集めています。魅力的に思える昆虫食ですが、“食料”として一般的に受け入れられるかはまた別の問題。いくらパウダー状になっているとはいえ、“昆虫を食べる”ということに生理的な嫌悪感を持つ人は少なくないようす。

 

ネット上には、「正直無理だな… 100円で売ってたとしても買わないと思う」「食べ物がたくさんあるこの時代に、わざわざコオロギを食べたいとは思わない」など昆虫食を快く思わない人が続出。

 

一方で珍しい昆虫食に興味を持っている人も多く、「普通に味が気になるから食べてみたいな」「興味本位で買います。多分普通においしいと思うし」といった声が。良品計画の新しい試みに対して、「食糧難対策へ取り組む姿勢に好感が持てる」「先々のことを考えると、人類を救う食料になるのかもしれないね」と賞賛する声も見られました。

 

コオロギが約100匹使われたラーメン!

昆虫食は、最近テレビなどでも取り上げられています。今年11月に放送された『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に、女優の長澤まさみさんがゲスト出演。今1番やりたいこととして、「おいしい昆虫食が食べたい」と明かしていました。スタジオからは驚きの悲鳴が上がりましたが、長澤さんは理由として「食べるものが肉とかから虫にスイッチしていくんじゃないかって」「出来ればおいしい昆虫食が食べたい」とコメント。

 

そこで、昆虫料理研究家の篠原祐太さんが“昆虫料理”を用意してくれることに。スタジオに登場したのは、1杯にコオロギが約100匹使用されている「コオロギラーメン」。コオロギの出汁がふんだんに使われたスープを、長澤さんは嫌な顔一つせず飲んで「おいしい」「香ばしい」と発言しています。さらにコオロギの粉が練りこまれた麺をすすったところ、「もちもちしててやっぱり香ばしい」「すっごくおいしい」と絶賛していました。

 

コオロギを使ったラーメンにネット上からは、「意外とおいしそうで食べてみたくなった」「ラーメンに“コオロギ感”がないからあまり抵抗がないね」との意見が相次いでいます。

 

“未来”の食料として期待が高まっているコオロギ。もし食糧難に陥った時は、私たち人間を助けてくれるかもしれませんね。

 

文/古山翔

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