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泥棒の通報で1万円!?愛知県が全国初の制度が開始

仕事

2019.08.21

お盆が終わり、続いてやってくるのは秋の行楽シーズン。お出かけの機会が増えるこの時期は、防犯対策もしっかりと行いたいですよね。実は今月、愛知県が全国初の“泥棒通報制度”をスタート。「この取り組みはアリかも!」と話題になっています。

 

窃盗を通報すれば1万円!? 画期的な制度に話題沸騰


8月2日から開始されたのが、「住宅ドロボウ通報応援制度」。豊田警察署・生活安全課の「速報 とよけい」によると、実施期間は来年3月31日までの予定です。

 

具体的には、窃盗に対する情報を提供した人に対し1万円が支払われるという同制度。愛知県内で発生した「住宅対象侵入盗等」に関して、検挙に寄与したと判断された情報に報奨金が支払われます。ただし、匿名の通報や警察職員からの情報は対象外。もちろん、被疑者本人や共犯者、情報を入手する過程で犯罪を行った人も報奨金はもらえません。

 

制度のスタートに合わせて、愛知県警は県内の商業施設でイベントを開催。ドロボウをイメージした“黒ずくめの3人組”がビラを配って周知していました。

 

「侵入盗」被害が全国トップクラス…


住宅侵入盗の抑止を目的にした報奨金制度は全国で初めてということで、反響の声も殺到。「こういう制度はイイと思う!」「これからは目を見開いて生活していきます」と、好意的な意見が多く上がっていました。

 

一方で、「でっち上げとか詐欺が怖い気もするな」「嘘の情報が増えて捜査が混乱するんじゃない?」と不安に思う人も。中には「捜査に協力するのって意外と大変だよね。警察に色々聞かれて時間を取られるって考えると、1万円はそこまで高くないのかも」という意見もあるようです。

 

愛知県は、「侵入盗」の被害件数が全国トップクラスに多かったことでも有名。2007年から2017年までは、11年連続で「全国ワースト件数」を記録するほどの被害率を誇っていました。しかし、今年発表された「2018年の侵入盗被害」では埼玉県がワースト1位に。ついに連続記録をストップしています。ちなみに「住宅」が対象の場合は、未だにワースト1位から抜け出せていません。今回の取り組みがどんな変化を引き起こすか、注目したいですね。

 

住宅侵入は1日86件!?


愛知県や埼玉県でなくても、侵入盗には当然注意したいもの。警視庁の運営する防犯サイト「住まいる防犯110番」によると、2018年に認知された「侵入窃盗」は6万件以上にのぼりました。そのうち、住宅への侵入窃盗はおよそ3万件。住宅対象の件数は2004年以降減少を続けているものの、「1日あたり約86件」というペースで発生していることがわかります。

 

「侵入窃盗」は住宅以外にも、商店や金融機関での窃盗も含む犯罪。実際どんな場所が狙われるのか、同サイトでは発生場所別の認知件数も公開していました。

 

2018年の侵入窃盗のうち、最も多かった発生場所が「一戸建住宅」の42.5%。「その他」を除くと、2番目に多かったのが「一般事務所」の12.7%でした。3位以下は、「3階建以下の共同住宅(11.9%)」「生活環境営業(8.7%)」「商店(6.9%)」「4階建以上の共同住宅(4.1%)」「金融機関等(0.1%)」と続いています。

 

ちなみに「住宅への侵入手段」を見てみると、「一戸建て」「共同住宅」ともに最も多かったのが「無締まり」という驚きの結果に。どんなに対策を講じていても、戸締りをしていなければ本末転倒ですよね…。

 

いついかなる時に発生するかわからない「住宅への窃盗」。鍵を閉めるなど当たり前の対策はもちろん、しっかりと防犯に気を遣っていきたいものです。

 

文/内田裕子

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