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「嫁ブロック」は夫の転職の妨げ、それとも救いの手!?

仕事

2020.02.13

「嫁ブロック」という言葉を聞いたことはありますか?

おもに夫の転職を妻が止めることを指しますが、そこにはひとことで表せないさまざまな状況があるようです。

今回は「嫁ブロック」についての解説と、小さい子どものいるCHANTO世代のママ・パパへのアンケートで分かったみんなの声を紹介します。

ネットで話題の「嫁ブロック」とは?

「嫁ブロック」とは、もともとは転職エージェントの業界用語だったといわれています。

 

転職活動が進み、最終面接を終えたにもかかわらず「家族(特に妻)の反対」を理由に内定を辞退する人がとても多いことから、「また嫁ブロックで1名辞退です…」といった使われ方をしていたそう。

 

ブロックは「妨害」という意味を持つため、SNSでは、転職に限らず「夫がサッカー観戦や趣味などで毎週末出かけるのをやめさせようとする」といった行為も「嫁ブロック」と呼ばれています。

 

近年では、元人気アイドルグループのメンバーが解散・独立を計画した時に、妻の反対でいったん見送ったとして話題にもなりました。

専業主夫でも共働きでも、転職は大きなできごと

最終段階まで進んだ夫の転職に妻が反対する背景には、

 

  • 収入が減る
  • 生活が不安定になる
  • 通勤時間が増える
  • 労働時間が増える

 

など、働き方や収入などの条件が今よりも悪くなることへの懸念が見てとれます。

 

小さい子を育てている時期は、妻は専業主婦や育休・時短勤務・パートなど、一家の生活を支えるほどの収入を得られないことが多いもの。

 

「もしうまく行かなくても、私が稼ぐから大丈夫!」

 

と言えるのは、子どもが生まれる前や、成長して手を離れた後でないと難しい家庭も多いでしょう。

 

また妻が正社員の共働きでも、保育園のお迎えや家事育児を分担している場合、転職で夫がそれができなくなったら妻1人で回せるのかという不安もあります。

 

転職により親子の触れ合う時間が減ってしまう結果になるケースも。

 

夫が1年前に転職し、前よりも帰りが遅くなったというHさん(31歳・夫33歳・4歳児のママ)は、

 

「子どもにはパパが転職したことをはっきり伝えていません。今まで週の半分は一緒にお風呂に入れていたのに、毎日のように子どもが眠ってからの帰宅になり、よくパパはなんで帰ってこないの?と聞かれます。お仕事忙しいんだよ、と言い聞かせてますが…。私も平日は完全ワンオペになり、体力的に限界。頻繁に頭痛がするようになりました」

 

と現状を語ります。

 

収入面について、Fさん(34歳・夫37歳・1年生と5歳児のママ)は

 

「夫曰く、業界全体に将来性がなくなってきて今の会社では昇給が見込めないと。一時的に収入は下がるけれども、転職して3年間働きながら資格も取れば年収は今より上がるはずというので、転職を受け入れました。しばらくはかなりの減収で苦しいですが、子どもの学費がかかってくる頃にはプラスになると信じて…」

 

となんとか持ちこたえていると言います。

「嫁ブロック」には2種類ある?!

「嫁ブロック」というワードには、なんとなく「夫のチャンスを妻のわがままで潰してしまう」…といったネガティブなイメージがつきまといますが、実は「嫁ブロック」にはプラス面もあります。

 

マイナスの「嫁ブロック」とは、夫の職場での状況や今後のキャリア展望、仕事のやりがいなどをしっかり聞くことなく、妻側の都合やイメージだけで拒否感を示すもの。

 

特に、夫の勤め先をステータスのように感じている妻にとっては、今よりも規模が小さい会社というだけでとにかく反対の一点張り…という可能性もあるかもしれません。

 

対して、プラスの「嫁ブロック」とは、夫の身になって冷静に考えた結果出てくる意見や質問が当てはまります。

 

例えば、

 

  • なぜ転職しようと思ったのか
  • それは転職で本当に解決できることなのか
  • 計画の中に見落としている点はないか
  • やりがいを持ってイキイキと働けそうか

 

など。

 

夫も、最低限これらの質問にきちんと答えられるようでないと、仮に転職しても問題は解決しない可能性大です。

「嫁ブロック」知ってますか?現役ママ・パパに聞いてみた

今回、赤ちゃんから中学生のお子さんを持つママ・パパたちに、「嫁ブロック」という言葉や内容を知っていますか?と質問してみたところ、

 

  • 知っていた…30%
  • 知らなかった…70%

 

と、知っていた人は30%にとどまりました。

 

知らなかった人に内容を説明し「どう思いますか?」と聞いてみると次のような回答が。

 

「実際に家計を切り盛りしている嫁としては、反対する気持ちもわからなくないと感じます。転職したら先々どのように変わるかというのをしっかりと明確にし伝えることで少しは嫁ブロックが減るのではないでしょうか」(Uさん・36歳・4歳児と2歳児のママ)

 

「ネーミングがイヤだなと思いました。なんだか全部嫁が悪いみたい…」(Jさん・32歳・3歳児のママ)

 

「ちゃんと話し合って決めたならいいけど、もし頭ごなしに転職先を否定されたら嫌だな」(Yさん・35歳・1歳児のパパ)

 

「面接行く前に、もっと2人で話し合いできればいいのに。趣味や遊びじゃないんだし、奥さんからすれば、いろんなこと考えた結論がNOだってことだと思います」(Mさん・37歳・2年生と4歳児のパパ)

 

「内定が出る時点で反対するケースが多いというのはびっくり。転職する前に夫婦で話し合ったりしないのでしょうか。内定が出たから相談したのか、内定が出たから反対したのかわからないけれど、相談する時期も反対する時期もおかしい。応募する段階で夫婦で話し合って結論出しておくことではないのでしょうか」(Tさん・38歳・6歳児と4歳児のママ)

 

「お互いの意思疎通が足りなければ起きるトラブルかと思いました」(Iさん・34歳・2歳児のパパ)

 

と、内定が出る段階まで夫婦で話し合わないことについて、特に疑問の声が多く上がりました。

 

また、

 

「他に良いところが決まったというかわりに”妻が反対したから”と内定辞退の理由に使っているも人が多いのでは?と思いました。本当にそういう人もいるかもしれませんが、嫁が悪者になっている感じがちょっと不快です」

 

という意見も。

 

「自分自身が嫁ブロックにあったことがある」という男性も20%いました。

 

「フリーランスとして働こうとしていたが、嫁に止められました」(Kさん・36歳・5歳児と2歳児のパパ)

 

「知人からある仕事に誘われ、やろうかと思ったけれど、その人の悪評がすごい、絶対しんどくなるからやめておけと妻に言われてやめました。正解でした(笑)」(Eさん・31歳・1歳児のパパ)

おわりに

「もっとも身近な妻を説得できないならば、転職や独立起業はそもそも難しい」…そんな格言もあるといいます。

 

夫は、内定が出てから初めて妻に伝えるようなことはせず早い段階で自分の状況や希望を妻に伝え、妻は夫が言い出せないような圧力をかけずに聞く耳を持つ…。

 

そんな関係性の中でなら、「嫁ブロック」は、お互いの価値観や仕事のやりがい・ビジョンなどを明確にするチャンスだともいえますね。

 

文/高谷みえこ

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