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それって本当にハラスメント…?今話題の“ハラハラ”が職場を崩壊させる

仕事

2019.11.01

2020.03.04

世の中は今、さまざまなハラスメントで溢れかえっています。これまで、あなた自身も「○○ハラ」の被害に遭ったり、そのつもりはなくても「○○ハラ」の加害者として見られたりした経験があるのではないでしょうか。

 

もちろん、ハランスメント認定されて当然のことも多いのですが、なかには通常の業務の範囲内のお願いがハラスメント扱いされたり、最低限のコミュニケーションがハラスメント扱いされてしまうことも。

 

このような、何でもかんでもハラスメント化してしまうことをハラスメント・ハラスメント=ハラハラと呼びます。今回は、このハラハラについてみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

ハラスメントとハラハラの違いは何?


本当に困ったときにハラスメントだと訴えることは、とても大切なこと。

理不尽なことで怒鳴られたり、人格を否定するような言葉をぶつけられたり、性的なニュアンスを持つ嫌がらせを受けたときに、ハラスメントとして然るべき部署や機関に訴えることは、正しい対処法と言えるでしょう。

 

すでにお話したように、「ハラハラ」とは本来ハラスメントに当たらないようなことに対して「それ、○○ハラスメントですよ」と反論することを言います。

この点が、ハラスメントとの大きな違いです。

 

自分のミスが原因で適切な指導を受けているにも関わらず「パワハラ」だと訴えたり、職場の規則にそぐわない露出の多い服装について指摘されると「セクハラ」と主張する困った社員も増えてきています。

 

「ハラハラ」が横行してしまうと、スムーズに業務が進められなくなったり、最低限のコミュニケーションすら取れなくなってしまい、最悪の場合は職場が崩壊してしまうなんてことも。

 

後輩や部下を持っている人にとっては、他人事ではない問題です。

「ハラハラ」は当たり前のことを注意したときに起きやすい


基本的にどんなことも「ハラハラ」の対象になり得えますが、そのなかでもパワハラ・ハラスメントとセクハラ・ハラスメントは要注意。

 

仕事をしていると、どうしても部下に注意しなくてはいけない場面や、同僚に対して指摘をしなくてはいけない場面が出てきます。

 

当たり前のことを、普通の口調で言っているだけなのに、突然「ハラスメントだ!」と訴えられる可能性があるというのは、なかなか怖いことですよね。

 

どんなケースでハラハラを受ける可能性があるのか、具体的な例をみてみましょう。

 

職場で起こりがちな「パワハラ・ハラスメント」

職場におけるハラスメントの代名詞とも言える「パワハラ」。

本来の「パワハラ」は、社会的権力の強い者が弱い者に対して、立場を利用して嫌がらせをすることを指す言葉です。

 

例えば、上司が部下に対して、理不尽に「こんなのもできないのか!」「もう辞めてしまえ!」など、人格を否定したり、退職を促したりするのがこれに当たります。

 

パワハラ・ハラスメントが起こりがちなのは、業務態度について当たり前の注意をしたとき。

例えば、次のような場面で「それってハラスメントです!」と逆ギレされてしまうことがあるようです。

 

  • 部下の遅刻を注意したとき
  • 業務時間中に私的なスマホ利用を注意したとき
  • 社外の人への言葉遣いを注意したとき
  • 資料のまとめ方や書類の作成方法について指導したとき

 

業務において必要なことを、穏やかで丁寧な口調で指摘したとしても「ハラスメント」と受け取る人がいるのも事実。

 

また、子どもの体調不良が理由で仕事を休んでいた社員を心配して「子どもさんは元気になった?」と聞いただけにも関わらず、「プライベートに踏み込まれた」と訴えられるケースもあるそうです。

 

 

男女関わらず要注意な「セクハラ・ハラスメント」

「○○ハラ」という言葉を生み出すきっかけにもなった「セクシュアルハラスメント」。性的な言動や行動で働く女性に不利益が被られることを言います。

 

近年では女性に対してのセクハラだけではなく、男性側が被害を訴えるセクハラも急増中です。

このセクハラは線引きが非常に難しく、男女共に頭を抱える問題となっています。

 

そんなセクハラを理由にしたハラハラ。こちらもパワハラ・ハラスメントと同様に、当たり前のことを注意した際にハラスメントと言われてしまうようです。

 

具体的には、次のような場面でハラハラが起こる可能性があります。

 

  • 業務にそぐわない露出度の高い服装を注意したとき
  • 業務規則に反する髪型やネイルを注意したとき
  • 人の出入りが多いところで偶然ぶつかってしまったとき

 

そもそも、セクハラは判断が難しいハラスメントです。

 

容姿や服装に関する何気ない言動が、気づかないところで相手に不快感を与えていることも多いので、その点は注意が必要ですが、正当な理由で注意をしているにも関わらずハラスメントだと言われてしまうことも。

 

当たり前のことを指摘しているだけなのにハラスメントと言われてしまっては、仕事を思うように進めることができなくなってしまいます。

 

そんなとき、どのように対処すべきなのでしょうか?

 

ハラハラを受けたときのベストな対処法は?


業務上必要な指示や注意までもがハラスメントととらえられてしまう「ハラハラ」。

もし、ハラハラを受けたときは、次の2つに気をつけて対応することをおすすめします。

 

心当たりがないのに謝らない

ハラスメントと言われた時点ですぐに謝罪すべきだと思うかもしれませんが、心当たりがないのにすぐに謝るのはやめましょう。

 

やっていないハラスメントに対して謝ってしまうと、ハラスメントだと認めることになりかねません。

 

必要な指示を適切な方法で伝えたのであれば、それはハラスメントに当たらないケースが多いです。

 

まずは相手と冷静になって話し合う場を設け、相手に説明しましょう。

 

その際、当事者だけでは事態がより一層こじれる可能性があるので、上司やコンプライアンスを管理する部署の担当者に同席してもらうといいでしょう。

 

ハラスメントがどういうものか周知徹底する

最近ではハラスメントについて学ぶ機会が増えてきました。

研修などでハラスメントについて学んだという方もいることでしょう。

SNSなどでも、ハラスメントに関するトピックを目にしやすくなりました。

 

しかし、研修で概要だけを学んだり、SNSで偏った知識のみを身につけてしまって、いざというときにハラスメントかどうかの判断ができない、という人もいるようです。

 

ハラスメントについてきちんと学んでおけば、自分がハラスメント加害者になることを防ぐことに繋がるだけでなく、もしハラハラの被害者になったとき「それはハラスメントには当たらない」という判断を下せるようになります。

 

また自身が学ぶだけでなく、どういった行為がハラスメントとして認定されるのか、会社内でも周知してもらいましょう。

 

パワハラやセクハラの事例などを周りに理解してもらうことで、ハラスメントの予防になるだけでなく、何でも「ハラスメント」と訴えてくる社員の抑制にもつながります。

ハラスメントを正しく理解できるかがカギ


今回は、「ハラスメント・ハラスメント」が起こる場面や、その対処法についてご紹介しました。

 

そもそも、パワハラやセクハラは絶対にあってはいけないことです。理不尽に怒鳴りつけたり、人間性を否定したり、性的な不快感を与えることは許されないことなので、加害者にならないように注意しなくてはいけません。

 

しかし、正しく部下や後輩の指導をしていても、突然「ハラスメントだ」と訴えられてしまう可能性があるのが、ハラハラの怖いところ。

 

そんなときにうろたえず対応するためには、ハラスメントがどういうものか、具体的な事例も含めてしっかりと把握しておくことが大切です。

 

文/佐藤仁美

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