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女性が働きやすい業界ランキング!医薬品業界を抑えて1位を獲得したのは?

仕事

2019.04.01

20190329gyoukai01「キャリコネ」が、「女性社員の働きやすい業界ランキング」を発表。女性を取り巻く労働環境について6項目で評価した結果、女性の社会進出への取り組みに対する業界ごとの温度差が明らかになりました。

 

製造業がランキング上位にランクイン


2016年には女性活躍推進法が施行、2017年には改正育児・介護休業法が全面施行されました。女性を取り巻く労働環境は改善されつつありますが、まだ十分とはいえません。そこで同調査では、「労働時間」「やりがい」「ストレス度」「休日」「給与」「ホワイト度」の6項目について各5点満点でアンケートを実施。平均点を業界別に抽出し、総合評価が高い順にランキングにしました。

 

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「非製造業」に比べて女性の比率が低い「製造業」が上位に数多くランクイン。回答者からは、「男性が多いので女性に優しく優遇してもらえることも」(ガラス・土石製品/TOTO)「同じ能力であれば、女性の方が管理職になりやすいかも」(輸送用機器/日産自動車)などの声が上がりました。しかし、ランキング1位から10位までの点数差はわずか0.23ポイント。「業界による差」よりも、「企業による差」が大きいのかもしれません。

 

1位「水産・農林」(3.52)で評価が高かった「雪国まいたけ」は、2016年度の「女性の育児休業取得率」が100%に達しています。「水産・農林」業界に勤める人からは、「農業だが年間120日休める。長期休暇制度や産休・育休、時短勤務など福利厚生が手厚い。平日でも自由に休めるので、プライベートの予定が立てやすい」といった声が上がりました。

 

2位には、板ガラスやセメント製品、陶磁器などを製造する「ガラス・土石製品」(3.49)がランクイン。評価が高かった「TOTO」は女性社員の活躍推進に積極的で、女性活躍推進に優れた上場企業「なでしこ銘柄」の常連です。同業界の「AGC」社員からは、「年間12万円、レジャーや民間の生命保険、財形貯蓄や引っ越しの補助等自由に使えるカフェテリアプラン型の福利厚生システムが導入されている。業務に関連する資格取得や語学等の自己啓発には、カフェテリアプランとは別に年間12万円・自己負担額半額となる補助がある。住宅手当も手厚く福利厚生が非常に良い会社」といった声が。充実した制度や待遇に満足している人が多いようです。

 

働きやすい企業は制度が充実


3位には「医薬品」が3.38ポイントでランキング入り。勤務地を限定・選択する制度の導入や、女性管理職の比率倍増を目標に掲げるなど様々な取り組みを行っています。「医薬品」業界で働く人からは、「休日が取りやすい風潮があります。今年から2週間の夏休みを取ろうという取り組みも始まりました。製薬会社のなかでもとても働きやすい会社かと思います。中途採用の方が多く、受け入れ態勢も整っています」という声が聞かれました。

 

続いて、4位以下にランクインした企業のコメントをご紹介しましょう。

 

4位:電気・ガス業界「業務量を調整してもらえるし、育児休暇や短時間勤務やフレックス制度が充実しているため大変働きやすいと思います。出産育児介護を理由に退社する人はまずいません」(東京電力ホールディングス/カスタマーサポート/40代後半女性/年収560万円/2017年度)

 

4位:電気機器業界「毎年上期下期に研修の募集があり、全社研修などを受けることができるため、スキルアップには十分な環境が確保されている。社外講師も有名な方々が来られるので、選びがいはあると思う。参加者も意識が高く、学ぼうという機運は十分にある。また海外研修と称して1年海外に行くことが多くある」(日立製作所/財務コンサルタント/20代後半女性/年収500万円/2017年度)

 

4位:石油・石炭製品業界「場所にもよるが、残業や休日出勤はほぼない。どちらも上司への事前報告が必要なため、給与が支払われないことはほぼない。19時にはほぼ全員が退社している。パソコンの起動時間が管理されているため、残業を申請しないと逆に上司に注意される。また有休も取りやすい」(コスモ石油/ルートセールス/20代前半女性/年収350万円/2017年度)

 

7位:輸送用機器業界「毎月の残業は45時間以内と決まっており常に上司が確認している。時間を超えそうになると業務負荷を減らしたり、担当者を増やしたりしてくれる。業務分担もきちんと負荷を考えて決めている印象。また部署によって異なるがほぼ休日出勤はなく、どうしても必要な場合は振替休日がもらえる」(トヨタ自動車/海外営業/30代前半女性/年収600万円/2016年度)

 

8位:リース・消費者金融・クレカ・信販業界「まだまだ海外にチャンスがあるので、英語を使った仕事はとてもやりがいもあったし楽しかったです。海外出張にみんなで行ったのも、今では良い思い出です。また、社内のイベントも多く楽しかった」(ジェーシービー/代理店営業/30代前半女性/年収580万円/2016年度)

 

8位:精密機器業界「日々医療現場に入り込んで仕事をするので、患者さんの命を肌で感じることができます。営業ですから最大の喜びはやはり売上ですが、『自社製品を使って治療が上手くいった』『重篤な患者さんが助かった』という話を聞いた時は売り上げとは別の喜びがあります。自分が頑張れば頑張っただけ成果が出るという意味でもやりがいのある仕事です」(テルモ/MR/20代前半女性/年収400万円/2016年度)

 

10位:機械業界「同期の女性社員はほとんどが育休・産休を取って仕事を継続できている。時短勤務は女性だけでなく男性も取っており、働きやすい制度だと感じる」(富士ゼロックス/法人営業/30代前半女性/年収600万円/2018年度)

 

女性の活躍推進に積極的な企業は、すでに様々な制度を取り入れてるようです。一つひとつの企業が変わることで、業界や社会全体の変革につながるのかもしれません。

 

■調査概要
調査内容:対象期間中に「キャリコネ」に女性社員のユーザーからの評価が寄せられた企業を抽出し、業界別に評価の平均値を算出
調査対象:キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員
調査期間:2016年4月1日~2018年3月31日
採点項目:以下6項目の評価の平均点(総合評価/5点満点)
「労働時間の満足度-残業や長時間労働がないか」
「仕事のやりがい-楽しいか、意義を感じるか」
「ストレス度の低さ-心身に疲弊感はないか」
「休日の満足度-休みがあるか、有休を取れるか」
「給与の満足度-金額は十分か、割に合うか」
「ホワイト度-ブラック企業でないかを総合判断」

 

文/原田美咲

 

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