2019.11.01
働く上で職場環境って非常に重要ですよね。社風や制度はもちろんですが、仕事に集中できる環境として「デスクの仕切り」を求める声も。職場環境の1つとして、“パーテーションは必要かどうか”がネット上で話題になっています。
視線が合うと気まずい!?
デスクワークが中心のAさんは、自身の職場環境にお悩み中。オープンなデスクで、両隣や正面には同じように働く人たちが密集しているとのことです。
毎日パソコンを使った業務を行っていますが、周囲の存在が気になって作業に集中できないと告白。「仕切りがあればもっと集中できるのに…」と嘆いていました。
この悩みに共感する人たちからは、
「パーテーションがある会社じゃないと、業務が捗らない」
「前の人や斜めの人と視線が合わないように苦労してます」
「視界に入ってる人が動いたりすると、つい気になって作業が中断してしまう」
といった声が続出。自分の机にパーテーションを求める声は少なくありません。
また“必要派”の意見の中には、
「他の人と距離感が近い分、視線を意識しすぎて緊張してしまうことが多いです…。遮るものがないと困ります」
「対面の人と偶然目があった時、気まずい思いをしたくない」
「いくら会社とはいえ、プライベートな空間が一切ないとストレスが溜まる」
などの理由をあげる人も。
周囲との距離感が近いために、視線以外でも困ることがあるようで
「独り言の多い人が近くにいるから集中しづらい。耳栓をしてる時もある」
「隣の人が癖で貧乏ゆすりをよくしているので、自分の机まで揺れます」
「作業に集中してるのに話しかけられるとイラっとしてしまう」
などのエピソードが見られました。
仕切りがないとサボりもなくなる!?
一方で、“パーテーションは不要”と考える人たちもいるようです。
ネット上の声を見ていくと、
「オープンな方がコミュニケーションが取れるので、会社の人と仲良くなりやすい」
「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)が円滑になるし、何か聞きたいことがあった時はすぐ質問できるから良いと思う」
「周囲に見られてるという意識のおかげで、サボる人も減りそうだよね」
といった声が。
仕切りがないことで、メリットに繋がる面もあるのかもしれません。
しかし集中力がそがれた状態や、息がつまりそうな状態で働き続けたくはないですよね。
ストレスを溜めないためのアドバイスとして、
「本当に集中していれば周囲は気にならないはず。だけど、どうしても無理な場合は上司に相談してみて。角の席に移動できたり、正面に人がいないよう配置してくれるかも」
「上司の許可を取った上で、簡易的な仕切りを作成してみるのはどう?」
「業務の一環として、周囲に目を配ることも大切。“誰かに見られてる”と考えずに、“自分が見張ってる”という考え方にシフトチェンジしてみるといいよ」
などの意見が寄せられています。
オフィスコンビニを求める人も!
快適な職場にするために、働く人たちが求めているものは“パーテーション”だけではありません。どのようなものがあれば嬉しいと思うのか気になるところ。
そこで株式会社トライベック・ブランド戦略研究所が昨年実施した、「快適な職場環境についての調査」をチェックしていきましょう。
同調査では、「快適な職場に必要だと思うもの、あれば良いと思うもの」についてアンケート調査を行いました。
22~59歳の男女の内、最も回答率が高かったのが「Wi-Fi環境」の50%。他にも、「1人で集中できるスペース(40%)」「仮眠が取れるスペース(29%)」「荷物を置くのに十分な個人専用のスペース(29%)」などが高い割合を占めています。
また「職場にあれば良い(あったら嬉しい)と思うサービス」を質問したところ、「ドリンクサーバー」が42%で1位に。次いで、「オフィス置き型のお菓子販売サービス(22%)」「オフィスコンビニ(19%)」といったものがあげられていました。
自分たちの職場が、集中できて快適に過ごせるような職場環境に変わっていくといいですね。
文/古山翔
参照/株式会社トライベック・ブランド戦略研究所「快適な職場環境についての調査」http://japanbrand.jp/ranking/nandemo/80.html