■30代~40代の現役世代は、年金型保険に加入するべき?

今後、「公的年金だけでは生活できない」という流れは、さらに加速していくと考えられています。現在30代~40代の現役世代にとって、「将来の備え」は非常に気になるポイントの一つだと言えるでしょう。 年金型保険のコンセプトは非常に魅力! しかし現在の収入から保険料を継続的に支払っていくとなると……正直不安!という方も多いのではないでしょうか。 子育て中の今、年金型保険に加入するべきかどうかは、それぞれの状況によって変わってきます。 たとえば住宅ローンを返済中であれば、年金型保険に加入するよりも繰り上げ返済に回した方が、お得になる可能性も高いでしょう。また今後子どもの教育費がかさむことが予想される場合、個人年金の積み立てが不可能になってしまうことも考えられます。月々のお金が足りないからといって、年金型保険に積み立てを行いながら、一方で利率の高い教育ローンを利用する……というのは、本末転倒だと言えるでしょう。 とはいえ、家計にある程度の余裕があるのであれば、個人年金保険で将来に備えつつ、節税効果をフル活用した方がお得になる可能性もあります。現在の経済状況や、これから先のお金のプランについて、専門家に相談しながら検討してみるのもオススメですよ。

■まとめ

「将来の備え、そろそろした方が良いのかな?」なんて思ったときに、気になるのが年金型保険です。加入すれば安心ですし、さまざまなメリットも期待できることでしょう。しかし残念ながら「メリットだけの保険」というものは存在しません。そのデメリットや注意点にも目を向けた上で、本当に今の自分が加入するべきなのかどうか、じっくりと検討してみてくださいね。