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【世帯年収別】小学生兄弟がいる4人家族の家計シミュレーション

マネー

2019.07.20

子どもが大きくなるにつれ、習い事費用、携帯代など増えてきます。「マイホームも欲しいなあ」「家族旅行も行きたいな」など、思うところもあるでしょう。そして、ふと頭をよぎるのが、収入が増えたら……。専業主婦やパートのママは、仕事を始めようか、パートの時間を増やそうか、考えるのではないでしょうか。今回は、世帯年収が増えたらどんな暮らしができるのか、小学生2人がいる4人家族の家計をシミュレーションしてみました。
各年収における支出は、総務省統計局の家計調査(2017年)における『年間収入十分位階級別1世帯当たり1カ月間の収入と支出(総世帯のうち勤労者世帯)』を、教育費は文部科学省『平成28年度子供の学習費調査』を参考にしています。

 

〇世帯年収300万円のケース

2人以上の世帯のうち、勤労者世帯の平均年収は729万円(総務省統計局家計調査報告2018)です。世帯年収300万円は平均を下回っていますが、小学生の親はまだ若いこともあり、全国平均以下の家庭も少なくないでしょう。

この場合、収入から社会保険料や所得税、年金を差し引いた手取り額は約232万円。ボーナスなしと考えると、月収(手取り)は約19万円となります。

そこから考えられる家計は、
食費 40,000円
住居費 62,000円
水道・光熱費 13,000円
日用品 4,000円
衣類代 6,000円
医療費 6,000円
交通・通信費 24,000円
教育費 17,000円
交際費 11,000円
その他 7,000円

未就学児や独身時代の支出と比較すると、余裕があるようにも見えます。しかし、公立小学校に子供2人を通わせるだけで、校外学習代・教科外活動費・生徒会費・給食代などでこの金額。塾やスポーツチームの所属、習い事などをするには、他の支出を抑える必要があります。

子どもが小さいうちは月40,000円の食費でも何とかなったかもしれませんが、高学年になってくると食べる量が増えますので、もっと食費がかかると思った方がよいかもしれません。また、このシミュレーションには、おこづかいが具体的になっていません。この範囲内でおこづかいを出すならば、「その他」の項目からの支出となります。この中で、減らせる可能性があるとすれば、交通・通信費や住居費。お住まいの地域やキャリアによっては、すでにこの金額以下でやりくりできている家庭もあるのではないでしょうか。世帯年収300万円の暮らしは、収入の多くが削れない支出として出ていきますので、節約がポイントとなります。

〇世帯年収500万円のケース

全国の男性給与所得者の平均年収は521万円。(国税庁「平成28年分民間給与実態統計調査結果について」)父親のみが就労している平均的な世帯の年収は、このあたりではないでしょうか。

年収500万円の場合、手取り額は約380万円。内訳は月収(手取り)26万円、ボーナス68万円のようなイメージになります。世帯年収300万円のくらしと比較すると、ボーナスがもらえる可能性があり、余裕が出てきたように見えます。

では、シミュレーションしてみましょう。
食費 60,000円   
住居費 62,000円 
水道・光熱費 17,000円  
日用品 4,000円
衣類代 8,000円
医療費 6,000円
交通・通信費 24,000円
教育費 35,000円  
交際費 11,000円
こづかい 26,000円
その他 7,000円

年収300万円の世帯に比べ、夫婦のこづかいができ、食費も増やせました。食費や水道・光熱費は、勤労世帯の平均値を満たし、生活の基本部分は何とかなりそうです。教育費が上がり、習い事やスポーツを始めることも可能です。しかし、私立の小学校に通わせるには収入が足りません。

世帯年収500万円のくらしは、若干余裕ができますが、将来に向けた貯蓄や、いざというときの保険にたっぷりお金をかけるのは難しいでしょう。どうしても削れない支出にはお金を回せますので、残ったお金をどう使うかがカギとなります。

〇世帯年収1,000万円のケース

理想として取り上げられることもある年収1,000万円のくらし。都会の高層マンションに住んで、子どもにたくさん習い事をさせて……余裕がある生活が期待されます。

年収1,000万円の場合、手取りは約718万円。内訳は月収(手取り)45万円、ボーナス178万円のようなイメージになります。将来に向けて、十分な貯蓄ができそうです。

では、シミュレーションしてみましょう。

食費 80,000円    
住居費 100,000円 
水道・光熱費 20,000円  
日用品 10,000円
衣類代 15,000円
医療費 6,000円
交通・通信費 25,000円
教育費 80,000円  
交際費 12,000円
こづかい 45,000円
その他 7,000円
貯金 30,000円


300万円・500万円の年収と比較すると、相当、余裕があるように見えます。外食も楽しめますし、貯金もできそうです。何でもできそうに見えますが、よくよく数字を見ると、決してそうではないことが分かります。

例えば、教育費。この年収では、子ども1人を私立の小学校に通わせることはできますが、子ども2人は無理です。もし、2人とも私立小学校に通わせたいなら、月150,000円ほど計上しなければなりません。2人とも公立の小学校にすると、習い事やスポーツに十分なお金をかけられるでしょう。

住居費も注目です。残念ながら、都会のマンション高層階に住むのは難しいでしょう。家族4人が生活するには全く不安のない収入ですが、後先を考えずにお金を使えるほどの余裕はありません。ここには生命・介護保険料が記されていませんので、いざという時を考えるなら、どこかの支出を減らさなければなりません。ボーナスをどのように使うかもポイントです。


〇まとめ

シミュレーションから、世帯年収が増えると生活に余裕が生まれる様子が見て取れます。しかし、年収が1,000万円あったとしても、気を抜けないことも分かりました。小学生兄弟がいるご家庭は、支出にメリハリをつけ、成長とともに増える教育費に備えることがおすすめです。

 

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