おすすめの先取り貯金方法
自分で毎月一定額を貯蓄用の講座に振り込むという方法もありますが、毎月のこととなると手間です。 自動的に積立ができる、次の3つのシステムを利用するのがおすすめ。
①財形貯蓄
毎月の給与から自動に天引きされて積み立てることができる「財形貯蓄」。
毎月の給与からだけではんく、ボーナスからの積み立ても設定することができるので、より効率的な貯蓄が可能になるでしょう。
ただ、財形貯蓄は会社で財形貯蓄制度が取り入れられていないと利用することができませんので、勤務先に確認してみてください。
②積立定期預金
積立定期預金には、金融機関によって呼び名は多少異なることもありますが、毎月決まった額を積み立てる「定額積立方式」、都合に合わせて積み立てることができる「随時積立方式」、毎月一定の金額以上の額が口座にある場合定期預金に振り替えて積み立てることができる「スイング積立方式」などがあります。
この中で毎月決まった額を定期預金として積み立てる「定額積立方式」は、1,000円単位でも行うことができますので、無理なく先取り貯金を行うことができますのでおすすめの方法です。 銀行に直接申し込むことでスタートすることができますが、定期預金口座に送金することが必要になるので、送金手数料が必要のない銀行間、あるいは同じ銀行で定期預金口座を開くことをおすすめします。
③積立保険
万が一の時の保障にもなる上に、満期を迎えると積み立てたお金が戻ってくる「積立保険」も先取り貯金先としておすすめです。
しかし積立保険の場合は、満期を迎える前に解約してしまうと、預けた金額よりも少ない金額が戻ってくることになりますので、注意が必要です。
先取り貯金で確実に貯蓄額を増やす
先時貯金の特徴や注意点、おすすめの貯金方法などについてご説明しました。 どの方法を選ぶにしても、無理のない金額で設定することが大切です。途中で息切れをしてしまうことのないよう気をつけましょう。
文/今野由奈