■家計簿をつける

お金が貯まらないという人の特徴として、毎月の支出をきちんと把握していないということがあります。 収入に関しては、基本給がいくら、残業手当がいくら、といったように給与明細等で確認できるのですが、毎月の支出に関しては、何にいくら使ったのかというのは家計簿をつけなければきちんと把握することはできません。 もちろん、詳細な家計簿をきちんとつけるというのは慣れないと大変ですが、まずは手軽な方法ではじめてみるのもいいかもしれません。 買い物をすれば、ほとんどの場合、レシートが出ます。それを管理すればよいのです。レシートを費目別にわけ、ノートに貼っていくだけなのです。 ノートには行ごとのラインがありますから、これを残高のラインとしてとらえ、残高に合わせて貼っていきます。 もちろん、最初に予算を決める必要があります。これが、そのノートの最上段となるわけです。ここから残高に合わせてレシートを貼っていくことで残高の把握も簡単にできるようになります。レシートの位置と支払金額を見れば大まかな残高はすぐに分かりますよね。 もう少し手間がかかってもよい場合は、スマートフォンのアプリなどを利用するというのも一つの方法です。 買い物の直後にすぐに入力するくせを付けておけば、家に帰ってからまとめてつける必要もありません。アプリによってはパソコンとデータが共有できるものもあるので、入力はスマホで行い、自宅でパソコンで管理するというのもよさそうです。

■まとめ

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お金が貯まらないという人は、収入が不足していわけではなく、実は、使い方や考え方に問題がある場合がほとんどです。そのため、考え方の改革をしなければ、いくら収入が増えたとしても貯蓄をすることは難しくなってしまいます。 そういった人でも、月の収入を超えてお金を使っているといったケースはほとんどありません。収入の範囲内でお金を使うということはできているなら、その使い方を工夫できるようになりさえすれば、貯蓄をすることもそれほど難しいことではないのです。