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同じような家族構成、収入であっても貯蓄ができる人とそうでない人がいます。もちろん、節約を行っているということはあるかもしれませんが、それほど無理をしていないといった場合も多いようです。 貯蓄ができる人とそうでない人の違いは、どこにあるのでしょうか。

■先取り貯蓄を行う

収入に関係なく貯蓄を行うには、収入が入ってきたら、最初に貯蓄を行いましょう。こうすれば、確実に貯蓄が可能になりますよね。 1か月の生活を行い、残った分を貯蓄に回しているといった家庭が多いのではないでしょうか。 この場合、月々の貯蓄額は不安定になりますし、手元にお金があるとどうしても使ってしまいがちです。ですから、最初に貯蓄をしておくことで、残りで1か月の生活を行えばよいのです。 ただし、この方法だと、高額を貯蓄に回すのは現実的ではありません。もちろん、その金額が貯蓄できればよいのですが、生活費が不足してしまうと、その貯蓄を切り崩して生活することになってしまいます。 それが毎月のことになってしまい、当たり前のことになりかねません。貯蓄からおろすのは、緊急時だけにしておかなければ、なかなかお金を貯めるのは難しくなってしまうのです。 あと少し収入が増えれば貯蓄に回すことができる、といった話をよく耳にすることはないでしょうか。実際にこういった場合、少し収入が増えても使ってしまいがちなのです


。 ですから、1万円や2万円といった少額でもよいのでまず貯蓄を行うというのが大切です。 考え方としては、ローンの支払いをイメージしてみてください。何かものを購入した場合、毎月定額が引き落とされることになります。 ですが、その引き落としのせいで生活ができないということはないですよね。無茶なローンを組まなければ、それほど生活には影響はありません。 先取り貯蓄の方法としては、財形貯蓄などいろいろな方法があります。貯蓄しやすく引き出しにくい方法にしておくことで、切り崩してしまうことも少なくなるのではないでしょうか。

■目標を決めて貯蓄を行う

お金を貯めることができないといった人の場合、無計画でお金を使っていることが多いのではないでしょうか。 この場合、お金を好きに使っているといった認識がないといったこともよくあるそうです。自分では考えて使っているつもりでも、実は無計画であるといった場合、あればあるだけ使ってしまいがちなので、到底お金を貯めることはできません。 まず、計画的にお金を使うことを考えましょう。何かを買うといった場合、その何かが目的となります。 貯蓄の場合、その目的は様々ですが、老後の生活資金といった場合など、なかなか実物をイメージしにくいといったこともあるかもしれません。 マイホームの購入といった目的があればどうでしょうか。目標とする金額も設定しやすいですから、そのために毎月いくら貯蓄に回すといったことも考えやすくなりますよね。 目的を持つことで、考えてお金を使うようになれば、貯蓄もしやすくなるのではないでしょうか。また、その目的のために貯蓄を頑張れるということにもつながりますよね。