挿入後に「タイミングED」になる場合


 

この場合、夫婦生活にのぞむ「女性側」のモチベーションが大きく関係しています。筆者がカウンセリングの現場でよく聞くのは「排卵日は嫁が〝マグロ〟になる」という男性の嘆きです。 この場合、女性にとって「排卵日」の性行為は「妊娠」が目的で、夫婦生活を「楽しむ」ことよりも「とにかく今日射精してもらう」というモチベーションなのではないでしょうか。 女性の動き、声、反応など「今お互いに愛情を確認し合っている」と意識できるからこそ、射精に至るもの。あまりにも「ムード」は感じられないなかで、男性が元気でいるのは難しいもの。 物理的な刺激だけあれば良いというものではないですし、女性の反応が薄いと男性もやる気がなくなるのは理解できます。妊活中でも排卵日でも、夫婦生活は「愛情の確認行為である」ということを、もう一度意識してみてはいかがでしょうか。

 

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タイミングEDを改善し「妊活」「受精」という目的を達成するには、夫の心理をよく理解し「夫婦の愛情」を再確認すること。遠いように見えますが、一番の近道だと思います。

 

文:矢島みさえ