2019.05.20
最近では高齢者が増えていることから、遺品整理専門の業者も登場しており、遺品整理で困ったときに遺品整理業者に依頼する人も増えているようです。そこで遺品整理を業者に依頼すると、どのようなメリットとデメリットがあるのかまとめてみました。
■遺品整理を業者に依頼する遺族が増えています
自分の両親であれば両親との思い出を感じながらゆっくり遺品整理することもできますが、あまり交流のなかった親族の場合、残しておくものと不用品の判別ができないため、遺品整理に困ってしまうことが多いようです。
親族が遠方地に住んでいることもあり、自分で遺品整理をしたくても物理的に難しいということもあるようです。
また、悲しみに暮れている遺族にとって遺品整理は耐え難い作業となるので、スムーズに進まないこともあるでしょう。
自分たちの負担を少しでも減らせるよう、最近では遺品整理の代行業者に依頼する人が増えています。
遺品整理は大変な重労働となりますので、心身ともにダメージを受けている遺族に遺品整理業者は重宝されているようです。
■遺品整理を業者に依頼するメリット
遺品整理業者に依頼する場合、どのようなメリットがあるのかご紹介します。
・時間を有効に使える
遺族総出で遺品整理をしたとしても、かなりの時間を費やすことになります。残すものと不用品の判別、大量のごみの処分、不用品の買取依頼や部屋の清掃などやることが多いので、一日で終わることはまずありません。
遺族が集まると故人の思い出話に花が咲くこともありますので、そうなるとさらに時間がかかってしまいます。
仕事をしながらだと休日しか集まることができず、遺品整理を完了させるまで何カ月もかかってしまうこともあるようです。
業者に依頼した場合、遺品整理のプロが数人がかりで取り組むので、1日もあれば遺品整理は完了します。
作業を分業していることも多いので、不用品の買取と遺品の判別などを同時進行で行っていきますので、時間をかけずに遺品整理を行えます。
遺族も遺品整理のための時間を大幅に節約できるので、時間を有効に使えます。
・体力の負担を減らせる
遺品整理は遺品の判別だけでなく、不用品をまとめてゴミに出したり、大型家具や家電などを処分場まで運んだりと、かなりの体力を必要とします。
遺品の判別は同じ態勢でずっと行うため、肩や腰に負担をかけてしまうこともあります。一日遺品整理をすると、翌日の仕事に支障をきたしてしまうこともあるでしょう。
業者に依頼すると、重い家具や家電などの搬出も全て行ってくれますので、遺族は体力的な負担を減らすことができます。
・不用品の買取や処分もお願いできる
遺品整理業者によっては、不用品の買取を依頼することもできます。もともと買取をしているお店が遺品整理を行っている場合もあれば、遺品整理業者が買取業者と提携して買取を行っていることもあります。
遺品の中には貴金属やブランド品などといった高価な商品や、まだ新しい家具や家電もあるので、そうした商品を買い取りしてもらえると遺品整理の費用に充てることができるので、遺族にとってもメリットが大きいのではないでしょうか。
・部屋の清掃を行ってくれる
遺品整理業者は遺品整理だけでなく、お部屋の清掃も同時に行ってくれます。故人が自宅で亡くなってしまった場合、すぐに発見されないと臭いやしみなどがついてしまうので、一般人では部屋の原状回復をすることが難しい場合もあります。
長年暮らしていた場合、あちこちにしみや汚れなどがついていますが、遺品整理業者はそれも原状回復してくれます。
■遺品整理を業者に依頼するデメリット
遺品整理業者に依頼すると、どのようなデメリットがあるのかご紹介します。
・費用がかかってしまう
業者に依頼することになりますので、当然ながら費用が発生することになります。自分たちで遺品整理を行えばコストは大幅に下げられますが、業者に依頼するとそれなりの費用が必要となります。
ただし自分の住んでいる場所が遠方な場合、交通費や宿泊費などのコストを考えると、業者に依頼したほうが割安に済むこともあります。
また、賃貸だと遺品整理が長期化するほど家賃も必要となるので、コストが高額になってしまいます。
・遺品を雑に扱われることがある
遺品整理業者の選択を誤ると、大切な遺品を雑に扱われてしまうケースもあるようです。業者にとってはただの不用品の処分となるので、遺品整理を雑に行う業者も中にはいるようです。
・料金トラブルが発生することも
遺品整理は実際に行うと想定外のことが起きることもあるので、そうした場合、見積もり外の金額を請求されることもあります。
事前にそうした説明がきちんとあればよいですが、想像以上に高額な金額を請求されることもありますので、事前に必ず料金を確認しておきましょう。
■まとめ
遺品整理のメリットやデメリットについて、いくつか紹介しましたがいかがでしたでしょうか。いざというときにトラブルが起きないよう、遺品整理業者のメリットとデメリットは頭に入れておくとよいでしょう。