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無印良品の自分に合った収納術!でゆとりを生む

家事

2019.10.26

2019.11.30

“シンプル・使いやすい・買いやすい”。

誰もが知っている「無印良品」のアイテムは、整頓収納にニガテ意識を持っている人を、救ってくれます。

 

今回は、“忙しい女性の空間・情報・こころの3つを整えてゆとりを作り出す”をコンセプトとする「PRECIOUS DAY」主宰の、ライフオーガナイザー・下村志保美さんのお宅を取材。

 

「整理収納はただ人のマネすればよいというものではなく、“自分の性格に合わせて組み立てていくこと”こそが必要」と、下村さん。自分にあった方法で、整理収納を実践するためのヒントについてもお伺いしました。

下村さんの使える!無印良品
汎用性の高い「ファイルボックス」


「家中のあらゆる場所で使うことができます!」と、下村さんが太鼓判を押す収納ツールがファイルボックス。1996年に発売したという、20年以上のロングセラーで、「発売以来変わらない形」にこだわり、続々とラインナップが増えています。
「サイズ展開も多く、別売の付属品も多いことから、その人の性格やスペースにあった使い方がしやすいんですよ!」

下村さんが愛用しているのは、こちらの4種類。

(左から)
ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・A4用・ホワイトグレー
ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・ワイド・A4用ホワイトグレー
ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・ホワイトグレー・1/2
ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードワイド・ホワイトグレー・1/2

 

「あれもこれもといろいろな収納ツールを使わない理由は、もちろんこれが使いやすいということもあるのですが、新しく収納したいものができた場合に『試し使い』ができるから。家にあるファイルボックスで収納の具合を試してみて、ちょうどよかったらすぐ買い足せるのがいいですね。さらに、付属品もたくさんあるのでアレンジもしやすいんです」

ポリプロピレンファイルボックススタンダード用キャスターもつけられるフタ 幅10cm用・ホワイトグレー

 

フタ(別売)をつけることもできます。

 ポリプロピレン収納ケース用キャスター (V)4個セット

 

キャスター(別売)をつけることもできます。

違うサイズのものをスタッキングすることも可能です。

 

下村さんの収納ルール①|同じ収納ツールをあらゆる場所で活用
同じ収納ツールを使うことを徹底すれば、応用もしやすく買いしもしやすい。せっかく買った収納ツールを結局使わず無駄にした……という非効率なことにならないためにも、こちらを徹底。

 

下村さんのファイルボックス活用例

デスク後ろの棚は全てファイルボックスで埋めつくす

仕事デスクの後ろに大きな棚を置き、ファイルボックスをきっちりと収納。書類やこまごましたものはすべてこの場所に集約。カテゴライズしてファイルボックスに収納している。

 

ラベリングで探す時間を短縮!ユニークな「愛媛」のラベルの中身は!?

分類・収納されたファイルボックスは、収納したものの中身がわかるように、表側にアイテム名などをラベリング。でも、その中に「愛媛」というラベルが。これはいったい…?

 

「愛媛は実家です。帰省するときに持ち帰るお土産などを忘れないようにここに入れておきます。いま入っているのは、母にあげようと旅行で買ってきたもの。ここに入らないものは、メモをした紙をここに入れておくのです。そうすると、持って帰るのを忘れることがありません」

 

書類は「少し余裕を持って」入る分のみ

たくさんの書類を仕分けしてファイルボックスに入れている下村さん。意外なところにコツがありました。

 

「どう仕分けするか、よりも、どれだけ入れるか、は気をつけています。書類がぎゅうぎゅうで入りきらないと、取り出すときが大変。少し余裕をもって取り出せる量しか入れません。溢れる場合はボックスを追加するか、1つにおさまるように精査。この作業は書類の整理にもなり、本当に必要なものだけを持つというシンプルさにつながります」

 

デスクの深い引き出しにもファイルボックスを活用

棚だけでなく、あらゆる場所で活用するファイルボックス。

「デスクの下にある一番深い引き出しは、ファイルボックスで仕切っておくことで、上から必要な書類をサッと取り出すことができます」

「“中古⇆新品”」のラベリングは、クリアファイルの収納。お客さまに渡す書類には新品のクリアファイルを使い、自分の書類整理用としては中古のクリアファイルを使用するそうです。

 

キッチンでのファイルボックス活用法

「深さのある引き出しは重なってしまうと当然、出し入れがしづらくなります。だからこそ、ファイルボックスで仕切り、立てて収納するのが基本。デッドスペースもなくなるので、空間を有効的に使えますよ」

 

「キッチンはシンプルにしておきたい」下村さんならではのワザ

調理するとき以外は作業台の上はすっきりさせておきたいという下村さんは、ファイルボックスを使ってまな板もしシンク下に収納。

「立てかけるだけだと不安定なので、仕切りを設けて整理しています」

 

ファイルボックスの付属品・キャスターもとことん活用

ファイルボックスそのものだけでなく、付属品もとても活用度が高いツールだそう。

「無印良品ではないメーカーのゴミ箱ですが、キャスターの上に乗せて使っています。シンプルな形なので、こうした組み合わせも可能なのは魅力ですよね」

 ゴールは“すっきり見せる”こと 
下村さん宅の「キッチン」収納術


そのほかにも、下村さん宅には無印良品の収納ツールが家中で大活躍しています。まずは、家のなかでももっとも気になるキッチンまわりの収納を見せてもらいました。

 

すっきりした見た目を心地よく感じるという下村さんは、「キッチンはリセットされたらなにもおかない」ことを徹底しているそう。

ポリプロピレン小物収納ボックス3段・A4タテ 約幅11×奥行24.5×高さ32cm

 

キッチンツールの収納に引き出しの本体を活用

元々は3段の引き出しだったものの、本体部分のみをキッチンで活用。

「キッチンツールを立てて収納できるものを探していたのですが、この収納ボックスが応用できることに気づいて。高さがあるので、これが使いやすいんです」

抜いた引き出しは、別の部屋で活用しているそう。

 

スタッキングシェルフ・ブックエンド 幅15.5×奥行5.5×高さ21cm

 

ブックエンドは引き出しを自由に仕切るのに便利

L字型のブックエンドも、引き出し内の仕切りとして活用中。

「収納するものが定まっていないスペースを自由に区切ることができるのがいいところ。安定感もありますし、しまったものに合わせて、すぐに移動できるのもいいところですね」

 

アクリル仕切棚・小

 

食器は「取り出しやすさ」を優先してストレスを軽減

高さのある食器棚を仕切り、収納スペースを増設できるのがこちらのツール。

 

「食器は重ねすぎると取り出しにくくなるうえ、出し入れするときにガチャガチャと音がするのも気になるますよね。なので、最低限の枚数ごとがセットになるよう、アクリル仕切り棚で空間を分けています。お皿の上にも手が入るスペースを残しておくのがポイントです」

 

食器棚内はよく使う器ほど、手がとどく下段に収納しています。

 

ポリプロピレンデスク内整理トレー2

 

ステーショナリー用の仕切りもサイズが合えばキッチンに採用

逆に、ステーショナリー用に販売されている浅い仕切りを使って、使用頻度が低い季節物などは2段に重ねて収納している。

「来客用の箸置きなどはすべて下段に収納し、空間を余すことなく使っています」

 

(左・中)シリコーン調理スプーン 長さ約26cm (右)ステンレス お玉・小

 

キッチンツールも使いやすさや収納しやすさが考慮されている

収納ツールだけでなく、キッチンツールも無印良品のものを愛用しているという下村さん。

 

「ご飯をよそうしゃもじの代わりに、野菜を炒める木べらの代わりに…と、とにかく万能なのがこのシリコーン調理スプーン。用途に合わせて何個もキッチンツールを持つ必要がなくなるので、結果、キッチンがとてもシンプルに保てます。我が家では洗い替え用に、同じものを2つ購入するほどです」

 

ステンレスのお玉は内側にメモリが付いているので、調理の時短にも繋がるそう。

 

「柄が平たいので、引き出しに収納してもかさばらない設計になっているので、コンパクトにしまえますね」

下村さんの収納ルール②|リセットしたキッチンには「何も置かない」
キッチンには何も置かず、とにかくしまう。すっきりした見た目が気持ちよくやる気を引き起こすという、下村さんにぴったりの収納ルールです。

下村さんの収納メソッド 
自分の「利き脳」を知った上で収納を考える


とにかく「しまう」のが好きという下村さんですが、これは、すべての人に当てはまらない場合もあるといいます。「自分の性格に合わせて収納を考える」とは、一体どういったことなのでしょうか。下村さんに聞きました。

 

「私はライフオーガナイザーとして、ライフオーガナイズの観点での整理収納をおすすめしています。ストレスを感じない“自分に合った片付け方”とは、人によってそれぞれ。何が自分に合うかを知る方法に、自分の“利き脳”を知ることがあります」

 

「ライフオーガナイズ」とは、アメリカで誕生した整理のプロ集団の概念を日本人向けにアレンジしたもので、モノだけでなく思考の整理をして人生を豊かにしようという考え方。そして“利き脳”とは、その人が右脳と左脳、どちらを働かせて判断をしているか、という考え方です。

 

「感覚的に反応する“右脳”と、理論的に反応する“左脳”、どちらが優位に働くかは、人によってそれぞれ。情報をインプットするときとアウトプットするとき、それぞれどちらが優先的に働くかをチェックする方法があります」

 

  • インプットのときの優先脳をチェック

両手を組みます。下に来ているのはどちらの手の親指?

右手の親指が下……インプットは「右脳」タイプ
左手の親指が下……インプットは「左脳」タイプ

 

  • アウトプットのときの優先脳をチェック

両腕を組みます。下に来ているのはどちらの腕?

右腕が下……アウトプットは「右脳」タイプ
左腕が下……アウトプットは「左脳」タイプ

 

下村さんの収納ルール③|利き脳のタイプでベスト収納を決める
  1. 「右右脳」タイプ……インプットもアウトプットも「右脳」
    =「大ざっぱな仕分け」がオススメ!

  2. 「右左脳」タイプ……インプットが「右脳」アウトプットが「左脳」
    =「気に入るデザイン」がオススメ!

  3. 「左右脳」タイプ……インプットが「左脳」アウトプットが「右脳」
    =「自分の使いやすさ」がオススメ!

  4. 「左左脳」タイプ……インプットもアウトプットも「左脳」
    =「ラベリングや仕分け」がオススメ!

1.「右右脳」タイプは、ざっくり仕分け

ポリプロピレンケース引出式・横ワイド・浅型 幅37×奥行26×高さ12cm
ポリプロピレン収納ラック・薄型 幅37×奥行26×高さ9cm

 

とにかくざっくりした仕分けが向いているという「右右脳」タイプには、縦に書類を入れていく「ファイリング」より、上に積み上げていくほうが向いています。この収納法は、「パイ生地」のたとえから「パイリング」ともいわれるそうです。

 

2.「右左脳」タイプは、見た目を美しく

壁に付けられる家具・棚・幅44cm・タモ材/ライトグレー 幅44×奥行12×高さ10cm
壁に付けられる家具・箱・幅44cm・タモ材/ライトグレー 幅44×奥行15.5×高さ19cm 

 

「見た目が美しいこと」がモチベーションにつながる「右左脳」タイプ。無印良品の「壁につけられる」収納で、すっきりとまとめるのがオススメ。

 

3.「左右脳」タイプは、マイルールを重視

ワイヤーバスケット大(ステンレス) 背板・底板1体型・ステンレス

 

こちらは、下村さん宅のお風呂でのルール。お風呂内の棚を掃除する手間を省くために使用後の棚には何も置かず、かごにシャンプーやリンスなどを入れて珪藻土マットの上に置いて使う方法です。こういった、型にとらわれないマイルール化が、「左右脳」タイプには向いているそう。

 

4.「左左脳」タイプは、細かく仕分け

 

アクリルケース用・ベロア内箱仕切・大・リング小物用・グレー 約幅23.5×奥行15.5×高さ2.5
アクリルケース用・ベロア内箱仕切・格子・グレー 約幅15.5×奥行12×高さ2.5cm
アクリルケース用・ベロア内箱仕切・縦・グレー 約幅15.5×奥行12×高さ2.5cm

 

“モノの場所がはっきりと定まっている”というのが向いているのが、左左脳タイプ。1仕切りに1アイテムという、細々した仕切り方が向いています。

 

引き出しに入らないものは、自分で切ったりとカスタマイズするのも、「左左脳」タイプ向き。

 

「無印良品のアクセサリー仕切りで引き出しを仕切ったところ、隙間があったのでハサミで切ってぴったりと埋めました」 と、ご自身が「左左脳」タイプであるという下村さんはいいます。

下村さんからのアドバイス
まずは、モノの『整理』をしてみてください!」

「片付け」をゴールにせず、その先の目標を

「私がお客さんのところにいって片付ける際にお伺いするのは、『片付けてどんな暮らしをしたいですか』ということです。片付けたい、きれいにしたいというのはよく耳にしますが、片付けてどうしたいのか?を考えると、意外に答えられない方も多いです」

 

片付けて、どんな生活をしたいか。それを見据えることで自分の理想が具現化され、よりそれにあった片付け方法を設定できるのだそう。

 

「例えば、“片付けで子どもと一緒に遊べる部屋にしたい!”というゴールがあれば、子どもでも片付けやすいルール設定を基準に、と考えられます」

 

ゴールは人によって、それぞれ。まずそこから考えはじめてみることが大切だそう。

誰かのワザを参考にするときは「ツール」でなく「量」を見る

「あの人の収納術を真似しているのに、なんでウチは片付かないんだろう……」そんな悩みを持っている人も多いのでは。

 

「ブログや本などを参考するときに、どんな収納ツールを使っているかということを見る人が多いと思うのですが、それ以外に“そこにどれだけの量を入れているか”を参考にしてみてください」と下村さん。

 

どれだけたくさん入るのか、というよりは、いかにして必要なものを最小限にいれるか、というところに着目すると、おのずと家は片付いていくのだそう。

 

下村さんの収納ルール④|収納のゴールは「片付いた」その先
収納の仕組みをつくり、キレイになった空間で、何をしたいか。それを考えることで、より自分の理想の生活に近い収納方法を取り入れることができる。

自分の利き脳のタイプを知り、片付けた先のゴールを設定し、モノの量を整理する。そうすることで、より効果的な整理収納への道が開けそうですね。

 

PROFILE 下村志保美さん


得意なことは片づけ、時間、お金を合理的・効果的にする仕組みづくり。前職は秘書をしており、忙しい上司が効率的かつ気分よく働ける仕組みと環境を整えていた。その後、ライフオーガナイザーとして起業。「空間・情報・こころ」という、女性をとりまく3つのことを「整える」ことで、忙しい女性が仕事でもプライベートでももっと輝けるようにサポートする「PRECIOUS DAY」を主宰。出張の整理収納サポートも行う。

取材・文/松崎愛香 撮影/田尻陽子

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