2019.04.30
洗濯槽の「カビ汚れ」についてほとんどの方がご存知ですよね?
洗濯槽クリーナーを使えば洗濯槽のカビや汚れは取り除くことが可能ですが、他にもお掃除をしておいた方が良い箇所があります。けれども、一体どこをどのように掃除すればよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこで、自分で簡単に出来る洗濯機のお掃除方法について調べてみることにしましょう。
◆洗濯機を掃除しないでいると…
まず初めに、洗濯機を掃除しないでいるどんなトラブルが起こってしまう可能性があるのか確認しておくことにしましょう。
洗濯機を掃除しないままでいると、洗濯槽の裏側を始めとして様々な部分に汚れが付着したり、カビが発生したりしてしまうことになります。
こうした状態をそのままにしてお洗濯を行なってしまうと、洗濯してキレイにしたつもりなのに、結局は洗濯槽などに付着してしまっている汚れやカビを洗濯物に付着させてしまい、汚れやニオイの原因になってしまいます。
また、カビや汚れをそのままにしておくと、洗濯機が本来の機能を発揮出来ない原因になったり、運転時間や乾燥時間に時間が長く必要になったりして、洗濯の質が低下しまうことになってしまいます。
また、電気代が余計にかかってしまうこともあります。つまり、洗濯のコストが上がってしまうことにもなってしまうようです。
洗濯の質を落とさず余分な電気代がかからないようにするためにも、定期的に洗濯機のお掃除をすることが大切と言えそうです。
◆洗濯機の掃除をする場所と掃除アイテム
それでは、洗濯機のどこを掃除すればよいのでしょうか?また、洗濯機の掃除をする際に必要なアイテムにはどんなものがあるのかチェックしておくことにしましょう。
洗濯機のお掃除のために、色々な道具を揃えなければいけないとなると大変ですよね。
●お掃除アイテム
まずは、洗濯機をお掃除するのに必要なアイテムから確認しておきましょう。
必要なのものは、わずか4つです。
・歯ブラシ
・タオル
・漂白剤
・バケツ or 桶
「たったこれだけ?!」と驚かれた方も多いのではないでしょうか?そうなんです。本当にたったこれだけ、揃えれば洗濯機のお掃除をすることが出来るのです。
●お掃除箇所
次に、お掃除をしておきたい箇所についても確認しておきましょう。大きく分けると次の3つになります。
①洗濯機の細かな部分: 洗剤投入ケース、ゴミ取りネット、乾燥フィルター、排水フィルターなど
②洗濯機の目に付かない部分: フタの裏やパッキンの裏、洗濯層のフチなど
③洗濯槽
お掃除する時にも、この順番、3Stepで行なうようにしましょう。
洗濯機には、縦型式とドラム式がありますが、どちらのタイプもお掃除方法のベーシックな部分は同じになります。
◆Step1: 洗濯機の細かな部分
まずは、洗濯機に付属している細かな部分からお掃除します。洗剤投入ケース、ゴミ取りネット、乾燥フィルター、排水フィルターなどがこれに当たります。
簡単に取り外すことが出来るものは、外して洗うようにしましょう。これらのパーツを洗うときには、桶かバケツにぬるま湯を入れて、それにつけて歯ブラシでこすれば、とても簡単に汚れを落とすことが出来ます。
最近では、乾燥機能がついている洗濯機が増えて来ていますが、乾燥機能がついた洗濯機の場合は、乾燥フィルターや排水フィルターも外して、ぬるま湯につけて歯ブラシでこすり洗いをして下さい。
また、ゴミ取りネットは、洗濯槽本体部分にも汚れが付着していることがよくありますので、ゴミ取りネットを取り外したときには必ず汚れが付着していないか確認するようにしましょう。汚れが付着していたら、ぬるま湯をかけながら歯ブラシでこすり洗いを行なうようにしましょう。
◆Step2: 目に付かない部分
洗濯機の細かな部分の掃除が終わったら、次は、洗濯機のフタやパッキンの裏、洗濯層のフチなどの掃除を行ないます。
あまり目に付かない部分ですので、汚れを見逃してしまうことが多くある部分ですけれども、構造的に凹凸が多い箇所ですので、洗剤の残りかすやほこりなどが付着しやすい部分になりますので、忘れずにお掃除するようにしましょう。
お掃除をするときには、タオルを手に巻き付けるようにして、汚れをふき取って行きましょう。場所によっては、手が届かない部分もありますので、その時には歯ブラシを使うと便利です。
タオルを手に巻きつけてふき取る時のコツは、広い部分は手のひら全体を使って、細かな部分は指先を使うようにすれば、まんべんなくふき取ることが出来ます。
これらの部分に付着している汚れは、洗濯物にも付いてしまう可能性がありますので、キレイにしておきたいものです。
暗くてよく見えない部分は、懐中電灯などを使ってチェックしてみることをおススメします。ドラム式洗濯機の場合は、洗濯槽のパッキンの内側も忘れずにふき取るようにしましょう。
また、洗剤や柔軟剤がこびりついてしまっている箇所には、60℃くらいのお湯をかけて洗剤や柔軟剤を溶かしてから歯ブラシでこすり洗いをすると良いでしょう。お湯の温度はぬる過ぎると汚れが落ちないのでNGですが、逆に熱すぎてしまうと洗濯機の故障にもつながってしまいますので、注意が必要です。
◆Step3: 洗濯槽
最後に洗濯槽を掃除しましょう。洗濯槽の裏側には、カビや洗剤カスなどが付着してしまっている可能性がとても高いので、それらの汚れを落とすために、粉末の酸素系漂白剤を使います。もちろん、洗濯槽用洗浄剤を使ってもOKです。
コスパを考えれば漂白剤のほうが断然良いですし、衣類用の漂白剤は残りを普段のお洗濯の時に使うことが出来ます。
縦型洗濯機の場合は洗濯槽にたっぷりと60℃くらいの温度のお湯をはります。ドラム式洗濯機の場合は、約バケツ1杯のお湯を入れるようにして下さい。そして、漂白剤あるいは洗濯槽用洗浄剤を入れましょう。
また、洗濯槽にお湯を入れる前にStep1で外したパーツを付け直しておくようにしましょう。そうすることで、更にクリーンアップすることが出来ます。
酸素系漂白剤は、水10Lに対し50gを目安に使って下さい。洗濯機の「つけおき洗い」コースや「槽洗浄コース」などを選択してスイッチを入れれば完了です。
洗濯機のお掃除方法についてご紹介して来ましたが、月に1度は行なうようにすると良いそうですので、是非、行なうようにして下さいね。