2020.11.21
2021.02.12
噛んだ瞬間に衣が「サクサクッ!!」としているのに、鶏肉は柔らかくてジューシー。そんな竜田揚げが無性に食べたくなるときってありませんか?しかも頻繁に(笑)。
というわけで今回は、理想的な竜田揚げを作るコツをご紹介します。でも、そもそも竜田揚げと唐揚げって何が違うんでしたっけ?
フードコーディネーター田頭さんによると、「竜田揚げは唐揚げの一種で、衣に味がついていなくて片栗粉をつけて揚げたもの」だそうです。
では話を戻しましょう。
衣のサクサク感を出すコツは2つ。
まずは、鶏肉の水分を軽く拭きとってから片栗粉をたっぷりつけること。いつもなら余分な片栗粉ははたいて落とすところですが、今回ははたかずに揚げましょう。
そして、揚げる際には、衣が固まってきてから鶏肉を油からときどき持ち上げて空気に触れさせること。この2つで食感が劇的に良くなります。
今回は基本の調味料にわさびをプラスしてさっぱりと食べられる味付けにしています。「え、わさび!?うちは子どもがいるから無理無理!」なんて声も聞こえてきそうですが、油で揚げてしまえばわさび特有のツーンとくる辛味は感じられなくなります。ぜひ試してみてくださいね。
衣のサクサク感を堪能して!
材料(2人分)
- 鶏もも肉
- 2枚(約500g)
- 片栗粉
- 適量
- A|しょうゆ・酒・わさび
- 各大さじ1
- A|塩
- 小さじ1/2
- 揚げ油
- 適量
作り方
1. 鶏肉は余分な脂や皮があれば取り除き、大きめのひと口大に切る。ボウルに入れ、Aを揉み込む。
2. ①の水分を軽く拭きとり、片栗粉をたっぷりとまぶしつける。
3. 揚げ油を中温(170〜180℃)に熱し、②を入れて裏返しながら7〜8分揚げる。油に入れてすぐは触らないようにし、衣が固まってきたら鶏肉を箸でときどき油から持ち上げる。空気に触れさせるようにするとカリッと仕上がる。

4. 油をきって皿に盛り、切ったすだち適量(分量外/あれば)を添える。
取材・文/田川志乃 料理・スタイリング・撮影/田頭志保