2019.05.07
調理方法の工夫次第で、様々な料理に変身する“たまご”。それだけに難易度が高い料理もあり、自宅の調理器具などでは失敗してしまうことも少なくありません。そこで今回は、自宅で簡単に実践できるたまごについての裏技を紹介していきましょう。
面倒なたまごサンドを数分で作る裏技
最近放送された『ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?~』(テレビ東京系)では、コッペパンが美味しいパン屋さん「nukumuku」を紹介。同店のオーナー・与儀高志さんが、“たまごサンド”の簡単な作り方を教えてくれました。
たまごサンドの具材であるたまごサラダは、茹でたまごを作ったりみじん切りにしたりと手間がかかるイメージ。そこで与儀さんは、たまごを茹でない具材の作り方を披露しています。やり方は簡単で、まずたまごを割って耐熱性ボウルの中へ。その後与儀さんは、フォークで黄身に穴を空け電子レンジ(600w)で1分加熱していました。
1度取り出して軽く混ぜたら、再度電子レンジで1分加熱。ボウルの中で固まったたまごをバラバラにほぐし、塩とマヨネーズを混ぜて味を調えます。あとはコッペパンに具材を挟めば、ぷりぷり食感のたまごサンドが完成。この時短レシピにネット上では、「実際にやってみたけど、すごい簡単につくれてしかも美味い!」「電子レンジを使って作るのは目から鱗だった」「玉ねぎとかを混ぜたり、色々と応用が利きそう!」といった声が上がっていました。
半熟たまごってどうやって作るの?
ネット上にはたまごの知識を披露している人もおり、「水からたまごを茹でたら、いい感じの半熟たまごになる!」という定番な小ネタも。これによると、まずたまごを水の中に入れて強火で加熱。沸騰したら中火にして約5分ほど熱を加えると、黄身がとろとろのたまごになるそうです。この方法は知っている人も多いと思いますが、たまごに関する裏技は他にどのようなものがあるのでしょうか。
茹でたまごといえば、以前『ガッテン!』(NHK)で裏技が紹介されたことも。番組で取り上げられたのは綺麗にむける茹で卵を作る方法で、たまごのおしりの部分にひびを入れてから茹でます。この時鍋の中で、たまごのひびから空気が抜けていれば成功。後は冷水で一気に冷やせば、殻がつるっとむけるゆでたまごの完成です。
また『あさイチ』(NHK)では、簡単に作れるふわふわな卵かけご飯「エアリー卵かけご飯」が登場。作り方はまずたまごの白身とご飯を1分かき混ぜ、最後に黄身をごはんの中心に乗せます。白身のタンパク質が米粒につくことでふわふわな食感を実現。いつもの卵かけご飯に飽きたら、1度試してみてはいかがでしょうか?
マヨネーズを使えばたまご焼きがふわふわに!
「キユーピー」は公式サイトで、たまご焼きがふわふわになる方法を紹介していました。同サイトによれば、たまごにマヨネーズを混ぜるとふわふわなたまご焼きになるのだとか。どのように作るのかというと、マヨネーズとたまごを混ぜたものにみりんやしょうゆで味つけ。その後はたまご焼き器などで巻いていけば完成です。
なぜマヨネーズを入れると、たまご焼きがふわふわになるのでしょうか。理由としては、そもそもたまご焼きが固くなってしまうのは加熱した際にタンパク質が結合してしまうから。しかしマヨネーズを入れると、乳化された植物油や酢が結合をソフトにしてくれるのでやわらかくなります。
この方法を実践している人は少なくないようで、SNSなどでは「なんとなくコクもプラスされて美味しくできる!」「これを知ってからマヨネーズなしのたまご焼きは考えられなくなった」「冷めてもふわふわなのが助かる。弁当作りにぴったり」といった声が。またたまご焼きをふわふわにする方法は他にもあるようで、「小麦粉を少し入れるとふわふわになるし、出汁を閉じ込められるからジュワっとしたたまご焼きになる」とのアドバイスも寄せられていました。
突き詰めれば意外と奥が深いたまご料理。日々の料理の中で試行錯誤を繰り返せば、自分だけの裏技が見つけられるかもしれません。
文/牧野聡子