2019.03.16
特別な気分を味わわせてくれるお酒といえば、「ワイン」です。イベントやパーティーのときなどに、「ボトルで用意しておく!」なんて方も多いのかもしれませんね。
このような場面では、ワインを飲み切れずに残してしまうこともアリ。ちょっと良いワインを用意したときには、「もったいないなぁ」なんてため息をついてしまいそうです。
残ったワインはどのように保存するのがベストで、どう活用すると良いのでしょうか。残ったワインを無駄にしないための知識を紹介します。
■残ったワインは正しく保管しよう
まずは残ったワインの正しい保管方法を勉強しましょう。余ったワインも、きちんと保管しておけば、最後まで美味しく飲み切ることができますよ。イベントやパーティーでため息をつく必要もありません。
残ったワインを保管するときに、もっとも大切なのは「できるだけワインを空気に触れさせないこと」です。ワインの風味を損なう原因の一つは、ずばり「酸化」です。空気に触れる時間が長ければ長いほど、ワインの酸化はどんどん進んでしまいます。これをどう防ぐのかが、非常に重要なポイントとなるのですね。
では具体的に、どうすればワインの酸化を防止できるのかについてですが、以下の方法を参考にしてみてください。
・残ったワインの量に合わせて、小さめのボトルに入れ替える
・ワインのボトル専用のポンプを使う
・ワインのボトルに窒素ガスを充填する
ワインのボトルの注ぎ口は、非常に狭く設計されています。つまり残ったワインが多ければ、その分空気に触れる面積も小さくできるということ。ワインの量が少なくなっているときには、特に注意して対策をする必要があります。
もっとも手軽なのは、ワインの量に合わせて、小さめのボトルに移し替えるという方法です。ボトルの首の方までワインで満たすことができれば、空気による影響を最小限に留められます。
またワインショップやワイン売り場などを覗くと、残ったワインを保管するための専用ポンプも販売されています。このポンプは、ボトルの中の空気を吸い出すことで、内部の状態を真空へと近付けてくれます。酸素がなければ、酸化の心配もないというわけですね。
同様に酸素を無くすために使われるのが窒素ガスです。窒素ガスは無味無臭なので、ワインへの影響もありません。スプレーをシューっとして栓をするだけなので、女性でも手軽に実践できます。
残ったワインを保管する際に、「コルクの栓を反対にして詰め込む」という方法を取る方もいますが、こちらはあまりオススメできません。栓を開けたままよりはましですが、徐々に酸化が進んでいってしまいます。
ぜひ上記三つの方法の中から、自分にとって都合の良いものを選んでみてください。またきちんと栓をしたワインボトルは、低温で保管しておきましょう。
■ワインは女性の美容の味方です
さて、残ってしまったワインを「もう飲めない!」となれば、「飲む」以外の方法で消費するのがオススメです。実はワインは、女性の美容にとっても強い味方となってくれます。ぜひ以下の用途で活用してみてください。
・ワイン風呂
・シャンプー
・洗顔
お風呂にワインの残りを投入すれば、深い香りが楽しめるワイン風呂へと早変わりします。あのクレオパトラが、美肌のために活用していたとも言われています。
量が少ないときには、シャンプーや洗顔に混ぜて使用するのも良いでしょう。頭皮や顔を優しくケアできますし、深い香りが心をリラックスさせてくれることでしょう。
■サングリアでオシャレに楽しもう!
ワインのお酒は苦手でも、サングリアは好き!という女性も多いはずです。残ったワインを使って、サングリアを作るのもオススメの方法です。
サングリアは、ワインにはちみつを加えて、フルーツとハーブで風味付けをすれば出来上がりです。ワインよりも甘く、またハーブとフルーツの香りと味で、リラックスタイムにもピッタリの飲み物になります。
女子会にもオススメのドリンクなので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。
■冷凍して調味料にするのもオススメ
ワインは、洋食メニューを作る際の調味料としても使えます。
・ハンバーグソース
・ビーフシチュー
・ステーキのアクセントとして
・ミートソース
・オムライス
・ミネストローネ
洋食メニューの中には、赤ワインを入れることで風味やコクが増す料理も少なくありません。とはいえ、こうした料理に少量使うためだけに、ワインを用意するのは大変ですよね。
ワインが残ってしまったタイミングで冷凍しておけば、洋食メニューを作るタイミングで解凍して使えます。非常に手軽に、料理のランクアップを図れるでしょう。
赤ワインを冷凍して調味料として使う際には、冷凍前に1/3程度までしっかりと煮詰めておくのがコツ。アルコールを飛ばし、うまみをギュッと濃縮できます。製氷皿などを使って、ブロック状に小分けしておくと、後で使いやすいですよ。
■まとめ
残ってしまったワイン、捨てるのももったいないけれど、どうすれば良いのかわからない!なんて悩んだ経験はありませんか? ちょっとしたコツさえ頭に入れておけば、こんなワインを無駄にすることもありません。
ワインの量が多いときには、適切な方法を用いて保管することを考えてみてください。そこまでの量がないときや、保管しても飲まないことが予想される場合には、使い切るのがオススメです。好みの方法で、ワインを消費してみてはいかがでしょうか。