2019.02.20
働くママにとって、頭を悩ませがちなのが、「子どものお弁当」問題です。自分のお弁当よりも、はるかに気を遣う……!なんてママも多いのではないでしょうか。
栄養バランスはもちろんのこと、彩りや見た目だって大切なポイント。せっかくのお弁当、子どもにはぜひ、楽しく美味しく食べてもらいたいものです。それにも関わらず……「冷蔵庫を開けたら、メインになりそうなおかずがない! やっちゃった!」なんて経験はありませんか?
こんなピンチを上手に乗り切る! 食材不足を上手に乗り切るためのお弁当のコツを紹介します。
■卵はお弁当の救世主! オムライス弁当で華やかに
今日はお弁当の日なのに、冷蔵庫には何もない……! こんなときでも「卵」が一つあれば、ピンチを乗り切れる可能性も高いです。子ども人気が高く、華やかさも抜群のオムライス弁当にしてしまいましょう!
作り方は簡単で、冷蔵庫にある野菜を刻んで、ごはんと共に炒め、ケチャップで味付けをします。お弁当箱にごはんを詰めたら、その上に薄焼き卵をかけて完成です。
もちろん「おかずゼロ」というわけにはいきませんが、ボリュームのあるオムライスで、お弁当箱の大半を埋められます。またごはんの中に野菜やハムが入っているため、栄養バランスも整いやすくなるでしょう。
黄色い卵のオムライスは、子どもに人気の「キャラ弁」の土台としても使えます。
・オムライスを丸い形にして、ケチャップで顔を描く
・チーズや海苔を使って、黄色いキャラクターに仕上げる(ミニオンやくまのプーさん、ぐでたまなど)
材料が少なくても、ちょっとした工夫を凝らすだけで、子どもが喜ぶ華やかなお弁当へと変身させられますよ。
■ツナ缶があれば、ごはんにおかずに大活躍!
冷蔵庫にはほとんど材料がない……! でもパントリーを覗いてみたら、ツナ缶があった! こんなときには、ごはんにもおかずにも、ツナ缶をフル活用して乗り切りましょう。
ごはん系、おかず系それぞれのアイデアをまとめます。
【ごはん系】
★ツナマヨにして、おにぎりに
マヨネーズとツナを和えれば、おいしいツナマヨの出来上がりです。白いご飯の中に入れれば、ツナマヨおにぎりが完成します。小さめサイズで握って、お弁当箱に可愛く並べるのもオススメですよ。
★そぼろシーチキンで、そぼろごはん
鍋にシーチキンを入れたら、酒と砂糖、しょうゆを加えて煮詰めましょう。あっという間に、そぼろ風のシーチキンが出来上がります。甘辛い味付けは、白いご飯との相性も抜群。ごはんにかければ、そぼろごはんの出来上がりです。炒り卵を作って二色にすれば、より華やかな印象に仕上がるでしょう。
【おかず系】
★ほうれん草のツナ炒め
子ども向けのお弁当で取り入れるのが難しいほうれん草ですが、ツナと一緒に炒めることで、マイルドさがアップ。青臭さが消えて、食べやすくなります。お弁当箱の隙間を埋める副菜メニューとして大活躍してくれます。
★ツナ入りにんじんしりしり
人参を千切りにして、電子レンジで柔らかくします。フライパンににんじんを入れ、水分を飛ばすように炒めたら、ツナとめんつゆ、砂糖とニンニク、いりごまを加えます。しっかりと味がなじんだら、ゴマを加えて完成です。めんつゆのしっかりとした味付けが、白いご飯との相性も抜群。お弁当の時間も楽しくしてくれることでしょう。
■冷凍ミックスベジタブルを主役級に昇格しよう!
子どものお弁当作りで活躍してくれる、ミックスベジタブル。普段であれば、「脇役」に過ぎない冷凍食材ですが、ひと手間加えることで、メインおかずへと昇格させることもできます。
アルミホイルのカップにミックスベジタブルを入れて、もしあれば、ハムやチーズ、ソーセージを切ったものをプラスしましょう。マヨネーズとパン粉をかけて、オーブントースターで焼けば、見た目も可愛らしい一品になります。
グラタンのような見た目と味に、子どもたちも大喜び。また「お弁当箱のスペースを埋めやすい」という点で、ママたちにとっても魅力度の高いメニューとなっています。お弁当箱の中が茶色ばかり……なんて事態も防げることでしょう。
■コンビニ食材をアレンジするのもオススメ
冷蔵庫の中に本当に何もない……!なんてときには、コンビニで材料を調達するのもオススメです。コンビニ食材をアレンジしてお弁当のメインにすることで、一気にピンチを脱出できる可能性もあります。
コンビニで人気の食材「サラダチキン」は、そのまま食べてもおいしいですが、少しアレンジするだけでお弁当メニューにも早変わりします。サラダチキンを買ってきたら、味噌とマヨネーズ、みりんを混ぜて作った味噌ダレを塗って、トースターで焼きましょう。ほんの数分で、味噌ダレチキンの出来上がりです。
■まとめ
今日は子どものお弁当の日なのに、冷蔵庫の中にほとんど食材がない! こんなとき、目の前の状況にショックを受けながらも、「とにかくなんとかピンチを乗り切らなきゃ!」と焦るママも多いことでしょう。
冷蔵庫の中に残っている限られた食材だけでも、魅力的なお弁当を作ることは、決して不可能ではありません。まずは「自宅にどんな食材が残されているのか」を、冷静に把握するところからスタートしましょう。調理法や見た目に手を加えることで、「いかにも残念なお弁当」になってしまうのを、防ぐこともできます。今回紹介したテクニックも駆使して、お弁当ピンチを上手に乗り切ってみてくださいね。