2018.08.25
2018.09.21
魚は健康に良いと言われていますが、どんな食べ方や種類が健康に繋がるのかは知らない人が多いのではないでしょうか。そこで今回は「サバ」に着目して、その健康効果とレシピを学んでいきましょう。
サバ缶をまるごと使ったチーズだし巻き卵
7月24日放送の『この差って何ですか?』(TBS系)には、東京慈恵会医科大学附属病院の管理栄養士・赤石定典先生が登場。サバの栄養成分と、正しい食べ方を伝授してくれました。
サバはマグロやカツオ、アジなどと同じ「赤身魚」の分類。この赤身魚には、「コレステロール」を取り除いてくれる「EPA」がたっぷり入っています。EPAを普段の料理に取り入れれば、血液がサラサラになるそう。
しかしEPAは脂なので焼くと流れ出てしまいます。そこで赤石先生がおすすめするのは、EPAを効果的に摂取するサバ缶をまるごと使った卵焼きのレシピ。特に骨の周辺に多いEPAを効率よく摂れるので、栄養成分を余すことなく吸収できます。
まずは卵3つ分の溶き卵の中に、サバの水煮缶を汁まで投入。EPAは汁にもたくさん溶け出しているので、汁ごと入れましょう。しかしサバ特有の“臭み”が気になるので、適量のねぎとチーズで臭いの元をカットします。仕上げに大さじ1杯ずつの砂糖と醤油を混ぜ入れて、普段通りに卵焼きを作ればOK。
実際に作ってみた人も多いようで、「臭みが気にならないから、朝からでも食べられるね!」「サバ缶にこんな効果があったなんて!」「健康レシピってほど薄味でもないし、むしろ美味しくて大満足」と好評の声が続出していました。
片手間でできるサバ缶ダイエットレシピ
サバ缶には、コレステロールを取り除く以外にも健康効果があるよう。今年6月に放送された『名医とつながる! たけしの家庭の医学』(テレビ朝日系)では、内臓脂肪を減らしてくれる「BAT」に注目しています。近年の研究ではサバ缶のEPAが、BATを増やすセンサーに直接働きかけることが分かってきました。
そこでBATを効果的に増やすレシピとして取り上げられたのは、「サバ缶のたまねぎマリネ」。まずはたまねぎを薄切りにして耐熱容器へ入れます。しょうゆとみりん、お酢の「三杯酢」を1:1:1の割合で投入していきましょう。さらに唐辛子としょうがを適量入れたら、電子レンジで2分間加熱。耐熱容器だけで調理ができてしまうので、洗い物の手間も省けますよ。
最後にミントひとつまみと、サバ缶の汁まで余さず入れて軽く混ぜれば完成。和の三杯酢と洋風のミントがうまく調和された、新感覚マリネのでき上がりです。
簡単にできるBATの増やし方に視聴者からは、「これなら私でもできそう!」「色んな食材が入っているけど、味が混ざることもなくてさっぱりしてるね」「美味しくて脂肪燃焼までできるなんて、どこまで有能なんだ…」と大興奮の反響が後を絶ちません。
家庭で使いやすいサバの水煮缶レシピで、血液サラサラ効果だけでなく内臓脂肪もお得に減らせるかも。