2019.10.28
時短食材としても大人気な「サバ缶」。そのまま食べても美味しいですが、せっかくなら工夫を凝らしてみてはいかがでしょうか? 今年10月にテレビ東京系で放送された『男子ごはん』では、サバ缶のアレンジレシピが紹介されました。
サバ缶とヨーグルトの意外な組み合わせ!
はじめに紹介されたのは、朝食やおつまみにピッタリの「サバ缶のオープンサンド」です。レシピのカギとなるのは酸味のあるヨーグルトで、サバと合わせるとさわやかな酸味が加わってまろやかに仕上がるそう。早速、サバ缶を活用したオープンサンドの作り方を見ていきます。
まずは8枚切りの食パン2枚を、こんがりとトースト。トーストしている間に、上へのせるサバ缶の具材を用意します。サバ缶の汁けをきったら、ボウルに入れてほぐしてください。続いてボウルにヨーグルト大さじ3、レモン汁小さじ1、塩小さじ1/3、小口切りした万能ねぎ4本、みじん切りしたにんにく1かけ分を投入。
トーストが焼けたらバターを塗り、サバの具材を上にのせていきます。最後に上から黒こしょうを振ればできあがり。番組では国分太一さんがトーストを焼きすぎ、「やべえ!」と慌てて取り出す一幕も。家で焼く際にはトーストを焦がさないよう注意しましょう。
じゃがいもをゆっくりゆでると美味しくなる!?
続いて同番組で紹介されたのは、「サバ缶のクリームコロッケ」のレシピでした。まずは玉ねぎ50gをみじん切りに。玉ねぎを刻み終わったら、じゃがいも500gの皮を剥いて半分に切ります。
次にじゃがいもをゆでるのですが、「沸騰したお湯でゆでる」「電子レンジで温める」といった方法はあえてとりません。今回は水からゆっくりとじゃがいもをゆでていきます。
竹串をじゃがいもに刺してスーッと通ったら、1度ゆで汁を捨ててじゃがいもを鍋に戻してください。水を入れずにじゃがいもを強火で加熱し、水分をしっかり飛ばしましょう。
水分を飛ばした後は、熱いうちにみじん切りにした玉ねぎとバター10gを投入。マッシャーなどで潰しながら、バターを全体に馴染ませます。
次に塩小さじ1/3と黒こしょう適量、葉だけをこそいだタイム1枝分、生クリーム大さじ3を加えてミックス。サバ缶の汁けをきってから潰したじゃがいもと混ぜ、バットなどに移して冷蔵室で冷やします。こうすることでコロッケの形が作りやすくなるそう。
冷やしている間に、タネとパン粉をくっつける役割のバッター液を準備。
バッター液の作り方は様々ですが、番組では薄力粉大さじ3、卵1個、水大さじ1/2の3つを使っていました。それぞれの材料をバットで混ぜ合わせたら、冷えて固まったタネを20等分に。小判型に成形してからバッター液に絡めてパン粉をまぶします。
あとは180度の揚げ油に、コロッケを入れてきつね色になったら完成。器に盛ってキャベツとレモンを添え、お好みで中濃ソースをかけていただきます。
サバ缶がツナ缶を追い抜いた「平成」
サバ缶を活用したレシピに、視聴者からは絶賛の声が続出。
「サバ缶レシピのレパートリーが枯渇してたから助かる!」「サバ缶とヨーグルトって異色な組み合わせだけど、意外と美味しそう…」「サバ缶を使ったクリームコロッケって斬新だね。タネを冷やして固めるテクニックは他のレシピでも使えるはず」といった反響が寄せられています。
現在サバ缶は売れ行き好調なようですが、以前は魚の缶詰といえば「ツナ缶」が主流でしたよね。
今年3月に公開された“平成における生活者のライフスタイルに関する調査”(インテージ調べ)によると、サバ缶は平成28~30年にかけて売り上げが急上昇。平成30年時点でのツナ缶は市場規模224億円なのに対し、サバ缶は263億円でツナ缶を追い越しています。平成8年の65億円と比べて、サバ缶の市場規模はおよそ4倍にまで膨れ上がりました。
平成の最後に魚の缶詰トップへと躍り出たサバ缶。幅広い食材にマッチするようなので、アレンジ料理を試してみてはいかがでしょうか?
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文/牧野聡子