2019.10.03
最近のホットプレートによく付属している「たこ焼きプレート」。実はたこ焼き以外にも、様々な料理に応用可能です。今年9月に放送された『あさイチ』(NHK)では、たこ焼きプレートの活用方法を特集していました。
丸くて可愛い「ハンバーグ」の作り方
同番組でたこ焼きプレートの活用術を伝授してくれたのは、料理研究家の大石亜子さん。実はたこ焼きプレートには特有のメリットがあり、半球体の形状が食材を囲んで温めることで熱の通りが良くなります。今回は子どもにもウケが良さそうな、たこ焼きプレートで作る「ミニトマトエッグハンバーグ」のレシピから紹介しましょう。
はじめに牛豚合びき肉150g、うずらの卵2個、みじん切りした玉ねぎ1/4個、トマトケチャップ小さじ1、塩・こしょう・ナツメグ少々を一気に混ぜ合わせて生地を作ります。混ぜ終わった生地は、8等分にしてから丸めてください。
たこ焼きプレートにサラダ油を薄くひき、生地を入れていきます。余った穴にはできれば生地と同じ数だけうずらの卵を割り入れ、そのほかの穴にもミニトマトを投入。約200度で3分熱したら、ハンバーグを裏返します。ミニトマトはときどき転がしながら、さらに3分間加熱。最後に目玉焼きとミニトマトをハンバーグの上に乗せ、竹串などで刺せば完成です。
点心の代表格「ごま団子」を作る方法って?
次に紹介するのは、点心でおなじみのごま団子。たこ焼きプレートを活用するだけで、揚げる手間なく簡単にごま団子が作れますよ。
「揚げないごま団子」の作り方は、白玉粉200g、片栗粉大さじ3、砂糖50gを混ぜ合わせる工程からスタート。混ぜ終わったら水を少しずつ加えながらこねて、24等分に丸めます。丸めたものを1つずつ手で押して広げたら、こしあんを中央に乗せて包んでください。再び丸くして、白いりごまをまぶしていきましょう。
ここまでくれば完成まであと少し! たこ焼きプレートに団子を入れ、サラダ油大さじ2を全体にまんべんなくかけます。あとは約100度で5分焼き、裏返してからもう1度5分焼けばできあがり。
たこ焼きプレートの意外な使い方に、視聴者からは「たこ焼きプレートにこんな使い方があるなんて!」「普通のハンバーグより見た目が可愛いから、子どもたちも大喜びしそう」「揚げる手間なくごま団子が作れるのは便利。うちの家族はみんな点心が好きだからピッタリだね」といった反響が寄せられました。
やっぱり近畿地方はたこ焼き器所有率が高い!
たこ焼き器といえば、何となく大阪の人が持ってそうなイメージがありますよね。実際のところはどうなのか、株式会社プラネットが発表した「生活家電に関する意識調査」の結果を見ていきましょう。
同調査は「自宅にある生活家電」についてアンケートを実施。エリア別に“たこ焼き器を所有する人”の割合を見ると、やはり断トツで近畿地方が1位に輝きました。所有する人の割合は36.1%と、およそ3人に1人がたこ焼き器を持っています。逆に最も所有率が低い地域は甲信越で、15.5%の人がたこ焼き器を所有しているとのこと。
一方「ホットプレート・グリル鍋」は多少のばらつきがあるものの、ほとんどの地域で40%以上をマーク。所有率が低かったのは「九州・沖縄(36.8%)」でした。もしかすると地域特有の名物料理によって、調理家電の所有率が変わっているのかもしれませんね。
たこ焼き器の所有率は決して高くありませんが、たこ焼きプレートを持っている人は少なくないはず。たこ焼きプレートのメリットを活かして、料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?
文/河井奈津