2019.12.28
忙しいママたちの毎日を、サポートしてくれる強い味方と言えるのが電動アシスト自転車。
子どもの保育園入園をきっかけに購入するという人も多いようです。
そんな、初めて電動アシスト自転車を買う人のために、絶対に押さえておくべきポイントをご紹介したいと思います。
電動アシスト自転車って?
電動アシスト自転車は、その名の通り、踏み込む力を電動でアシストしてくれる自転車のことです。アシスト機能がつくことで、普通の自転車よりもペダルを軽く踏むだけで、坂道も楽に登ることができます。簡単に言ってしまえば、電気の力を借りて楽に走れる自転車のことです。
種別としては自転車と同じで、法律で時速は24㎞までと決まっています。
安全面で選ぶならココをチェックしよう!
・アシストが切れる仕様になっているか
日本のメーカーの電動アシスト自転車は、24㎞を超えるとアシストが切れる仕様になっています。安全性、法定速度制限の面からもしっかり考えられているようです。
しかし、ネットで買える製造元がはっきりしないものや、極端に安価なものは注意が必要。アシストが切れる仕様になっていない場合があります。
・ふらついたり倒れたりしない?
自転車ではよく経験するふらつきや転倒ですが、電動アシスト自転車の場合はアシスト機能が付いていることで安定性が増します。普通の自転車に比べると、転倒率はグッと低くなるようですね。
なかには、速度や地面の不安定さに合わせてアシストできるものもあるようです。変速も自動で変わるので安定走行できます。走行時に楽という他にも、どんな速度や体勢のときも変速機能が自動で反応してくれるタイプのものだと安心です。
・ハンドルロック機能で安定感がさらに増す!
自転車でヒヤッとする瞬間は、走っているときだけではありません。実は、自転車を止めているときも危ないんです。
例えば、子どもが横からハンドルに触ってしまったり、スタンドをかけるときにグラついてしまうと、最悪の場合自転車が倒れてしまうかもしれません。
荷物を前のバスケットに入れたり子どもを乗せるときに、前輪が傾いて倒れることがないように、ハンドルやスタンドのストッパー機能が付いていれば安心です。
メーカーによっては、スタンドをかけただけで同時にハンドルがロックされるものもあるようです。
子どもをスムーズに送り迎えするコツは、できるだけ手間を減らすこと。ハンドルロック程度、と思うかもしれませんが、この機能がついていると、子どもに集中することもできます。
・電源や解錠がラクにできるかどうか
また、鍵を解除するときに、子どもと一緒で荷物もある場合はすごく大変です。鍵をカバンに入れたままでも、電源をオンにしたり解錠できるタイプのものを選べば、余裕を持って自転車に乗ることができます。・
・チェーンの強度をチェック
電動アシスト自転車は、チェーンではなくベルトのものもあります。ベルトの場合、チェーンよりも外れにくく錆びることもありません。また、意外にもその強度はチェーンの10倍とも言われています。
耐久性を考えるなら、ベルトタイプのものを選ぶという選択肢も見逃せません。
電動アシスト自転車に乗るときはここに注意!
初めて電動アシスト自転車に乗るときは、乗り方にも注意が必要です。慣れるまでは、特に次の二点に気をつけましょう。
・最初の頃は漕ぎ出しに注意!
普通の自転車のような感覚で電動アシスト自転車を漕ぎ出すと、突然トップスピードが出るような感覚になって、体がついていかないという人もいます。
転倒などの恐れもあるので、練習期間を設けたり、買う前に試乗したりして、漕ぎ出しの感覚に慣れておきましょう。
・バッテリー切れに注意
意外と忘れがちなのが充電。
バッテリーが切れても自力で漕ぐことはできますが、バッテリーがついてる分、普通の自転車に比べて電動アシスト自転車は本体が重くなりがち。動かせないことはないですが、バッテリーが切れていてはただの乗りにくい自転車になってしまいます。
電動アシスト自転車の値段を左右する要素のひとつであるバッテリーの持ち。バッテリーが長持ちするものほど価格も高価になる傾向があります。
近場の買い物くらいなら、こまめな充電に心掛ければ問題ないかもしれませんが、毎日自宅から距離のある保育園への送り迎えに使うという場合は、多少高くてもバッテリーが長持ちするものにしたほうがいいかもしれません。
いずれにせよ、乗る前に残量の確認する癖をつけるのがおすすめです。
便利だからこそ、安全性をしっかり確認
子どもを乗せて使うことが多い電動アシスト自転車は、やはり安全性をしっかりチェックして選びたいもの。
決して安い買い物ではないので、少しでも安いものが欲しくなってしまう気持ちもわかりますが、安全性に関しては妥協せず、よく吟味して購入しましょう。
文/小野寺香織